こんなはずでは・・・名古屋のとなりコワーキングスペースオーナーの起業つぶやき

名古屋の(隣にある春日井の勝川の)コワーキングスペース Room8オーナーの鶴田です。

コワーキングスペースを運営していると苦しいことがありツライこともあり、それでも続けられる楽しいことなど色々あります。

そんなコワーキングスペースを運営しながら、ぼく鶴田が感じた事や思ったことなどをつぶやきとしてシリーズ化していきたいと思います。

【関連記事】名古屋コワーキングスペースまとめ

Room8は、起業家集め互いのビジネスを盛り上げる事を目指し立ち上げたコワーキングスペースです。

代表者挨拶の中でも書きましたが、そんな僕の想いだけで立ち上げたので当初全然うまく行きませんでした。
その苦しい状況の時にセミナーに参加して出会ったのが、大須にあるメガネ屋「MonkeyFlip」の社長である岸さんです。

これが、ぼくのビジネスの師匠との出会いです。

岸さんとあったことのある人はわかると思いますが、全然セミナー講師っぽくなく、金髪で「いかついメガネ」をしてて超個性的な風貌をしています。
セミナー講師の僕のイメージはスーツを来ててピシッとしているイメージだったので物凄く衝撃を受けました。

そして、それ以上に衝撃をウケたのはその岸さんセミナー内容です。

その素晴らしい中身の濃いセミナー、感動しました。

僕はFPとして独立してたと言っても、営業マンとして活動していました。

ビジネスは営業だ!
営業ができればどんなビジネスでも上手くいく!
営業力さえあれば石ころだって売ることが出来る。

そう信じていました。

まあ、今でも間違いではないかと思います。

しかし、石ころを100万円で売るのと宝石を100万円で売るのでは、スキルも労力が全く違います。

当然、僕は営業で食べてきたとは言え、そんな石ころを100万円で売れるようなスーパー営業マンではありません。
100万円の宝石を100万円でコツコツ売ってきただけの普通の営業マンです。

まあ、宝石は売ったことありませんが!

そんな普通レベルの営業マンが、営業力だけを頼りに頑張っていてもなかなか成果は出ませんでした。

そんな状況で聞いた岸さんのセミナー
僕に足りないものはコレだと感じました。

セミナーの内容は、マーケティングと気質の輝きで自分らしくお金を稼ぐ方法
気質の輝きというのも気になりましたが、一番ぼくの心に刺さったのが「マーケティング」の話です。

マーケティング手法についてはセミナーに出たりとか本などで読んだことはありました。
が今までは今ひとつ心に刺さるものがありませんでした。

よくあるセミナーでは、
ターゲットを絞る事が大切
4Pを見直し販売強化を図ろう
と言った感じで、テクニックのことだけを伝えていたからでしょう

それが岸さんのセミナーでは、
全てが繋がりストーリーが形成されていました。
あなたのお客さんがだれで、どうやって告知をして、どうやってお店に来てもらい、どうやって商品に興味を持たせて、どうやってクロージングをするのか、全てにストーリーがあったのです。

僕が力を入れていた営業
それはマーケティングの階段の1つでしかなかったのです。

その階段の1つにだけ力を入れてしまい、その続きが全くなかったのです。

岸さんのプレゼン能力が恐ろしく高いと言うのも理由の1つにはあると思いますが、岸さんに魅了され、僕に足りないものはコレだと痛烈に感じ、今のままではビジネスが上手くいかないと思いました。

コワーキングスペースRoom8の必要なものはこれだと思った

そんなこともあり、僕に足りないものはこれで、岸さんの話がもっと聞きたい!
そんな想いから、セミナー翌日、直ぐに岸さんにメッセージを送りました。

そこで送ったメッセージがこれです。

——————–ここから———————–
岸さん こんにちは
突然すみません。

先日のセミナーを受け
ここ最近受けたセミナーで 岸さんのセミナーが一番しっくり来て
今の自分に一番必要なことはマーケティングではないかと思いました。
気質のこととか、マーケティングのこととか気になって 早く聞きたくて、知りたくて
そこで、コンサルを受けることはできないかと思い メールしました。
お忙しいと思うので無理にとはいいませんが、もし可能であればよろしくお願いします。
——————–ここまで———————–

あぁ、なんかとんでもないメール送ったような・・・

今見るととても超恥ずかしい・・・

こんな僕の無理矢理なメールから、ぼくと岸さんの繋がりの始まりです。

岸さんの面談をワクワクどきどきしながら待っていたのを覚えています。

前日までは、どんな素晴らしい話が聞けるだろうかと楽しみにしていましたが、当日はやはり緊張しましたね。

ぼく、大須が結構好きなのでRoom8を作る前は、大須の付近に行くとプラプラしてました。

送られてきた住所を頼りにモンキーフリップへ
するとそこは何度かはプラプラ入ったことのあるお店
(メガネ買ったことなくてすみませんm(__)m)
店員さんに岸さんとアポがある事を伝えると2階へ案内してもらいました。

今でこそ、ぼくの良いとところも悪いところも知っている岸さんなので、隠すこと無くオープンに話しますが、その時はまだセミナー後の懇親会で話をしただけなので、全てを話すことには抵抗があったことは覚えています。

上でも言ったように、僕には戦略もなくただ闇雲に営業活動をしていただけなので、白い目で見られるんじゃないかとか色々考えたわけです。

しかし、自分を大きく見せても意味がありませんし、コンサルを受けるので、当然ぼくの考えや、今Room8が何をしていてどんな状況なのかを岸さんにお話するのですが、当然ダメな所だらけです。

なにせ営業のことしか考えていませんから
ぼくの考えなど上っ面だけです。

岸さんには当然のように
会員を獲得するために何をしてるか?とか
ターゲットは誰なのか?とか
ウチの強みとか色々聞かれるわけです

当時ウチがやったことと言えば、
特に何も考えず、他のコワーキングスペースがやってるキャンペーンを真似してる程度です・・・

そんなことをしているので、一貫性がなくなりウチの軸はブレまくりでした。

コンサルでは、何にもなかったうちの戦略・戦術を考えるために色々なアドバイスをもらい、ビジネスはこんなに深くまで考えなくては行けないんだと実感させられ、何にも考えていなかった自分が恥ずかしくなったことを今でも覚えています。

マーケティングスキルを身につける為に弟子入り

3ヶ月ぐらいコンサルを受けてきたところでしょうか
岸さんがゼニアグラム実践塾と言うビジネス塾を立ち上げるとのこと

ゼニアグラム実践塾とは、岸さんが学んでいるエニアグラムを活用し自分の気質を探り
その気質を活かし自分にあったビジネスモデルをつくりあげると事を目的とした塾です。

コンサル時は、鶴田さんはこうしてくださいと言う指示をもらい行動する感じでしたが
ゼニアグラム実践塾では、岸さんが持っているノウハウを教えてくれ
それを元にビジネスモデルを作り上げるそう言ったものでした。

それが塾になると、岸さんからマーケティングなどビジネスのノウハウを学び、自分でビジネスモデルを作りそれを発表し
岸さんにアドバイスをもらいながらビジネスモデルを構築していこうという塾です。

正直、コンサルを続けるか塾に入るか悩みました。

結果を求めるなら、ビジネスモデルを岸さんが考えてくれるコンサルですし
力を付けるなら、岸さんからノウハウが学べる実践塾です。

そして、僕はコンサルからゼニアグラム実践塾を選んだわけです。

やはり、今後もビジネスを続けるのであれば塾の方が良いと考えそのように決断したわけです。

結論から言うと、この塾がまたイイ!!

ビジネスを行う上で重要な原理原則を学ぶことが出来ました。

このマーケティングと言ったビジネススキルを学ぶ機会が得られたというのは、今後ビジネスを行っていく上で非常に大きかったと思います。

この日から、岸さんは僕の師匠となりました。

このゼニアグラム実践塾は、半年コースで
まず、前半3ヶ月はエニアグラムを学ぶ事から始まりました。
自分の気質を知るためです。

このエニアグラムもとても面白い!!

エニアグラムについての細かい所は、別の機会に書こうと思うので今回は省きますが、一言で簡単に言うとこんな感じです(間違ってるかも)

まあ、ぼくの主観的にこんな感じと思ってるだけでそう言う定義とかではありません。

心理学や統計学などから作られた性格分析論みたいなもの。
人は、9つのタイプに分類することができ、それぞれのタイプによりものの考え方などが異なる。

エニアグラムを学ぶまでは
自分はこう考えるから、他の人も同じように感じているだろう
そう考えたり
他人の行動を見て、なんでこんなことするかな・・・
そんな風に思っていました。

しかし、そうではなく人それぞれ考え方が違って
自分が大切だと思う所は、他のタイプの人にとってはそうでもなかったり
逆もまた然りで

エニアグラムを学ぶことで自分と違う考えの人を受け入れることが出来るようになりました。

全然、一言ではありませんね^^;

そして、後半はいよいよマーケティングです。
このゼニアグラムのマーケティングでは、岸さんが実践して来た様々なマーケティングの良い部分を取り入れたものです。

僕が一番知りたかった部分です。

競合はxxx
客さまはxxx
差別化ポイントはxxx

実際使ってる用語は違ったりしますが。通じないとイケないので一般的な用語で書いてます。

そう言ったマーケティングの考え方を勉強して、実際に自分のビジネスモデルに置き換えて考え発表するのです。

そう、これがまさに一進一退!
自分なりに一生懸命考え発表をするのですが

この時、ぼくの頭の中はカオス状態。。。

これは良い、ビジネスモデル出来た!
と思い、そのビジネスモデルを実際に実行してみると、様々な問題点が浮かび上がり上手くいかない・・・

そこで、再度ビジネスモデルを見直し発表するが、最初に考えたビジネスモデルよりキレイじゃなくて

聞いてる人も何のことだかわからない・・・

そんなことの繰り返しでした。

そんなことをしているうちにビジネスモデルが考える人は特殊な人だ!
普通の人には、ビジネスモデルを考えるなんて無理なんじゃないかと思ったこともあります。

その、ぼくの心が伝わったのか

それとも、ぼくの心を読んでいるのか
※岸さんは、日本マインドリーディング協会の理事をしているので

鶴田さんは、新たなビジネスモデルを考えていもの凄く苦しんでいると思います。

それが生みの苦しみと言うやつです。

いきなり素晴らしいビジネスモデルが生まれることはなく、そうやって苦しみながら必死に考え少しずつ良い物を作っていくのです。

その為に、その苦しみは必要なものです。

と言われました。

確かにその通りです。

マーケティングスキルを学べば簡単にビジネスモデルを構築できる。
そんな甘いものではないですよね。

そう言った苦しい思いもしながら、あっという間の3ヶ月でいよいよ卒業となりました。
いまだに生みの苦しみの真っ最中ですが、岸さんのおかげで今までなかったマーケティングのノウハウは沢山身につきました。

ビジネスの道のりは険しい・・・

10385295_713790428718909_1610343045375197278_n

岸さんの教えの1つに
とにかく働け!

というのがあるので、ひたすら働いています。
休みはありません。(まあ、必要ありません)

ゼニアグラム実践塾で作ったビジネスモデルも、僕の力不足もありなかなか成果が上がらない状況です。

ビジネスモデルが出来ても僕の力不足で上手くいかない!
ここでも、ビジネスの厳しさを実感中です。

そうなると、再度ぼくの力量を考えてビジネスモデルを再構築する必要がでてきます。

一年前に悩んでたと比べると、状況としては良くはなりましたが

それでも、まだまだ全然ダメです。

そんな感じで悩んでいる時に
7月に開催される、岸さんのマーケティング合宿に欠員が出たということで誘われました。

再度、ビジネスモデルを構築する必要があったので参加することになりました。

この合宿は、ゼニアグラム実践塾のマーケティング部分を抜き出しそれを合宿にしたものです。

マーケティングの部分にフォーカスを当て2日掛けみっちり学ぶものです。

知識的には一度学んだことの復習にもなり
再度、ビジネスモデルの構築に岸さんのアドバイスももらえたのでとても良かったです。
反省させられる部分も沢山あり、それもまたぼくにとってプラスになりました。

・お客さま目線
・お客さまのベネフィット

この2つは、いつも岸さんに口を酸っぱく言われていることです。

その為いつも意識しながら、お客さま目線を心がけて色々考えているのですが、やっぱりついつい自分目線が出てきてしまうんですよね・・・

最初は、お客様目線でこんなサービスがいいだろうと考えていたのがいつの間にか

ぼくはこんな事をやりたいんだ!

となっている・・・

そんなことに気付かされた2度めの合宿でした

常にお客様目線で、お客さまが得られるベネフィットを考える。

ビジネスをする上で一番必要なのはやっぱりここですね。

人のビジネスだと、売る側よりもお客さま側に立てるからアドバイスしやすいんでしょうね〜

ということで、僕にお客様目線で色々と意見を言ってくれる人も募集しています。

Room8は、みんなでそう言うアドバイスを出来る場にしたいですね。

コワーキングスペースRoom8の今後

10352279_700921496672469_2714745541013143074_n

そんなぼくでが出来るようになったことがあります。

それは、人のビジネスモデルについて考えることです。

ゼニアグラム塾で学び
マーケティングの知識は身につきました。

岸さんの様に、具体的にこれをこうすると良いみたいな的確なアドバイスは出来ません。
ただ、気が付くといつの間にかビジネスの相談などされるようになっており、周りの人にも頼りにされるようにもなりました。

Room8は、起業家の集まる場所です。
このスキルを今後もどんどん伸ばして会員さんのビジネスの役に立てればと思っています。

いずれは、岸さんにも認められお墨付きを貰えるレベルになりたいなんて野望も!!

楽しんでいただけました?

この記事を書いた人

鶴田 賢太

大学時代、日商簿記の一級まで取得!!
それにより幹部候補だと言われ調子にのって就職するも、パソコンに興味を持ち、これからはITの時代だ!なんて、わずか1年で会社を辞め職業訓練校に通う。
ほんの基礎だけを学び、某大手の富○通のグループ会社で働く、そこも30歳になる頃、富◯通を退職しベンチャーの立ち上げに参加、その後外資系保険会社に転職し、3年後FP事務所を立ち上げ起業
それと同時ぐらいに、コワーキングスペースに魅了され2014年コワーキングスペースを立ち上げ。2015年に一般社団法人春日井起業支援センターを設立し、2016年にはRoom8法人化!
波乱万丈人生を楽しんでます。