終わりなき航海 – 代表の想い

こんにちは。コワーキングスペースRoom8代表の鶴田です。
私の経歴は、一言で表すなら「終わりなき挑戦」。
ここでは、私のキャリアの変遷と、Room8設立までの道のりをお話しします。
私の物語が、皆さんの新たな一歩を踏み出す勇気になれば幸いです。

平凡な日常と心の奥底にある憧れ

大学時代、私は多くの学生と同じように、「安定」を求めていました。税理士を目指し、簿記一級を取得。大手FC本部の経理部門への就職は、その安定への第一歩だと信じていました。

しかし、心の奥底では何か物足りなさを感じていました。この先ずっと数字と向き合う人生。それだけで満足できるのだろうか?

運命の出会いと冒険への誘い

そんな疑問を抱えていた時、運命の出会いが訪れました。それは、パソコンという魔法の箱との遭遇です。画面の中で繰り広げられる無限の可能性に、心が躍りました。

「これだ!これからはITの時代だ!」

周りの反応は様々でした。「また何か始めるの?」と笑う友人もいれば、「安定を捨てて大丈夫?」と心配する家族も。しかし、この直感は無視できませんでした。

新世界での試練と成長

ITエンジニアを目指し、専門学校でITの基礎を学び。そして、大手IT企業への入社。ここで待っていたのは、想像以上に深く広いITの世界でした。

毎日が新しい発見と挑戦の連続。時には夜遅くまでコードと格闘し、「これ、どこまで深いんだろう」と戸惑うこともありました。しかし、問題を解決する喜びや、新しい技術を身につける楽しさが、私を突き動かしていきました。

予期せぬ転機と新たな挑戦

ITの世界で経験を積む中、思わぬ声がかかります。起業を考えている知人からの協力要請でした。

「君の力が必要なんだ。ITと経理、両方できる人はなかなかいないから」

これは私にとって、キャリアの新たなステージへのステップアップの機会。不安もありましたが、自分のスキルを直接経営に活かせる魅力に惹かれ、挑戦を決意しました。

小規模事業の立ち上げから運営まで携わる中で、ビジネスの多面的な理解が深まっていきました。そして、「自分でも何かを始められるのでは?」という思いが芽生え始めたのです。

新たなビジョンの発見

次なる挑戦として選んだのは、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得。ビジネスと個人の財務の接点に興味を持ち、学びを深めていきました。

FPの学習と並行して始めた保険代理店の経営。顧客と直接対話する中で、人々の多様なニーズや課題に触れる機会が増えました。そして、ある気づきが訪れたのです。

多くの人々が、従来の枠にとらわれない柔軟な働き方や、アイデアを共有できる場所を求めていることに気がついたのです。

そんな中で出会ったのが、コワーキングスペースという概念でした。「つながり」「シェア」「コラボ」「コミュニティ」「継続性」…これらのキーワードが、強く心に響きました。

ITエンジニアとしての経験、起業支援で得た知識、そしてFPとして培った財務の視点。これらの経験が、まるでパズルのピースのようにぴたりと合わさり、新たなビジョンを形作っていきました。

理想の実現へ向けて

「そうだ、コワーキングスペースを作ろう!」

この思いは、大きな情熱となって膨らんでいきました。人々が集い、アイデアを交換し、新しい可能性を見出す場所。そんな空間を、自分の手で作り上げたい。

2014年、ついに念願のコワーキングスペース「Room8」を設立。しかし、これが新たな冒険の始まりに過ぎないことを、私はまだ知りませんでした。

未知の海域を航海する

Room8の設立は、私にとって全くの未知の領域。これまで起業に関わった経験はあるものの、それらは主に人間関係から仕事が回ってくるような形でした。保険代理店での経験も、直接的な営業活動が中心。しかし、コワーキングスペースの認知度は当時まだ低く、これまでの経験が通用しない世界でした。

最大の課題は、マーケティング。「作れば来る」という甘い考えは、すぐに現実に打ち砕かれました。試行錯誤の日々が続く中、マーケティングを学ぶスクールに通い始めました。新しい知識を吸収し、実践し、また学ぶ。その繰り返しでした。

仲間との航海

2016年、大きな転機が訪れます。Room8の会員から出資の申し出があったのです。今で言うクラウドファンディングのような形で、Room8を法人化することができました。志を同じくする仲間ができたことで、新たな勇気と責任が生まれました。

嵐を乗り越えて

順調に見えた航海に、突如として大きな嵐が襲いかかります。2019年末、世界中を襲ったコロナの大波。人々の集まりを前提としたビジネスモデルは、根底から揺るがされました。

しかし、ピンチはチャンス。2020年10月、まちづくりの会社から新しい場所への移転の話がありました。コロナ禍での決断は困難を極めましたが、この機会を逃すまいと決意。苦労の末になんとか資金を調達し、2021年2月、新たな航路へと舵を切りました。

広くなった新しい空間は、新たな可能性を秘めていました。しかし、常に変化する時代の波は、幾度となく私たちに試練を与えます。それでも、仲間と共に試行錯誤を重ね、一つずつ乗り越えてきました。

エピローグ:新たな地平線を目指して

今年(2024年)はRoom8設立から10年の節目。振り返ればたくさんの挑戦と成長の日々でした。
しかし、これで終わりではありません。むしろ、新たな冒険の始まりです。

時代は常に変化し、新たな課題が次々と現れます。そして今、私の前に現れた新たな挑戦の波。
それは、人工知能(AI)という名の巨大な潮流です。

日々、AIと対話を重ね、その可能性と限界を探る。
まるで、未知の海図を描くような感覚です。AIを使いこなすスキルを磨き、この新しい技術をどのように活用できるか。Room8やビジネスにどう組み込めるか。そんな思考と実験の毎日が続いています。

この新たな挑戦は、私にとって学生時代にパソコンと出会った時の興奮を思い起こさせます。
あの時と同じように、AIは私たちの働き方や生き方を大きく変える可能性を秘めています。
そして、コワーキングスペースという「人と人をつなぐ場」と、AIという「人と情報をつなぐ技術」。
この二つを融合させることで、どんな新しい価値が生まれるのか。その可能性に、心が躍ります。

変化を恐れず、挑戦を続ける。それが私の人生哲学です。
この10年の経験を糧に、そしてAIという新たな武器を手に、さらなる高みを目指して航海を続けます。

私の物語は、まだまだ続きます。
次はどんな冒険が待っているでしょうか?新しい仲間と共に、そしてAIという新たな力を借りながら、さらなる未知の海へと漕ぎ出す準備は整っています。

技術と人間性の融合。
デジタルとリアルの調和。
そんな新しい時代の地図を、一緒に描いてみませんか?

この航海は、まだ始まったばかり。そして、最高の冒険はこれからです。