パワポが限界。非エンジニアでもAIで“動くプレゼン”が作れる時代

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です。
最近ふと思ったんですよ。
「プレゼン資料って、もうスライド形式じゃなくて良くない?」って。

もちろん僕も長らくお世話になってきましたよ、PowerPoint。
でもあれってそもそも印刷文化の名残なんですよね。
「1ページずつめくって話す」って、昔のOHP(←知ってる人いる?)の延長線上の考え方。

でも今って、AIがHTMLを生成できるじゃないですか。
そしたら、1ページずつ制限されてるスライドより、レスポンシブなHTMLの方がよっぽど表現力あるんですよ。

そもそも、資料って“わかりやすく伝える”のが目的でしょ?
なのに、誰が決めたのか知らないけど、なぜか「PowerPointで作るもの」って固定観念だけが生き残ってる。

で、僕はこう言いたい。

「それ、AIがHTMLでやってくれるなら、もうスライドじゃなくてよくね?」

今回の話は、HTMLプレゼン資料の話でありながら、 実は“プレゼン資料そのものの再定義”に近い話です。

常識を壊すところから、いっしょにいきましょう。

Contents
  1. 常識を疑え:「スライド=資料」という思い込み
  2. HTML資料の時代が来た理由:AIが書けるようになったから
  3. レスポンシブ資料という概念:もうPDFは死んだ
  4. 今後のプレゼンは「伝達資料」ではなく「体験資料」へ
  5. 実際のデモ(この記事で紹介しているやつ)
  6. AI時代の資料作りは「どう動くか」まで指示できる
  7. まとめ:資料づくりに“自由”を取り戻す時が来た

常識を疑え:「スライド=資料」という思い込み

スライドという常識を壊すイメージ

プレゼン資料=PowerPoint。 この固定観念、いつの間に常識になったんでしょうね。

でもスライド形式って、そもそも映写機前提の“制限付き構造”なんです。 1画面に詰める、1枚ずつめくる、っていう時代遅れの前提が、今も続いてる。

スライド構造の限界

  • 話がページごとにブツ切れになる
  • 表と解説が分断される
  • 一度に見せたいものが分けられる

伝え方に制限がある時点で、それはもはや表現ではないんですよ。

スライドって本当に必要?

ブログやLPは1ページで流れを見せますよね? 資料だけがなぜ「1枚ずつ」じゃないといけないのか。 そろそろ疑ってもいい頃です。

結論:
スライドは“伝達”の手段ではなく、“制限”になっている。

では、なぜ今HTMLで資料を作るのが現実的になったのか? その理由に進みましょう。

HTML資料の時代が来た理由:AIが書けるようになったから

AIがHTML資料を自動生成するイメージ

「コードが書けなくてもHTMLが使える時代」

少し前まで、「HTMLで資料を作る」なんて聞いたら、
「それって専門の人がやるやつでしょ?」って思ってましたよね。 でも今は違います。

ChatGPTに「スマホでも見やすい資料をHTMLで作って」と頼むだけで、
それっぽいものが、数秒で出てくるようになったんです。

「こうしたい」を言えば、形にしてくれる

「縦にスクロールして流れるように」 「スマホでも文字が読みやすいように」 「見た目はシンプルでカッコよく」 そういう希望を言えば、AIが自動でそれに近いHTMLを作ってくれるんです。

つまり、今までは“できる人しかできなかったこと”が、誰でもできるようになったということ。 これはちょっとした便利機能じゃなくて、時代が変わるレベルの話なんですよ。

これ、何がそんなにすごいの?

  • スマホ・パソコン、どんな画面でも見やすい
  • URLを送るだけで誰でも見れる(アプリ不要)
  • あとから自分で中身を変えられる
  • 動きやデザインもAIがやってくれる

しかもこの「資料」、ふつうのWebページと同じように見れるので、
スライドより自然に、情報が頭に入ってくるんです。

結論:もう「資料づくり」で悩まなくていい

これからの資料づくりは、デザインや技術の勝負じゃありません。 大事なのは「何を伝えたいか」。 その中身さえあれば、あとはAIが全部やってくれます。

次は、そうしてできた資料がどれだけ見やすく、ストレスなく読めるかについて話していきます。

レスポンシブ資料という概念:もうPDFは死んだ

レスポンシブ対応された資料とPDFとの比較イメージ

スマホで見づらい資料、まだ使ってます?

たとえば、メールで送られてきたPDF。 スマホで開くと文字が小さすぎて読めない、横にスクロールしないと見れない…。 あのストレス、もう終わりにしませんか?

HTML資料は、画面サイズに合わせてくれる

HTMLで作った資料は、スマホでもパソコンでも、自動で見やすく調整してくれるんです。 これを「画面に合わせて変わる資料」ってことで、最近は「レスポンシブ資料」と呼ばれたりします。

でも、言葉はどうでもよくて、実際に見てみたら分かります

  • スマホで開いても文字が大きい
  • スクロールだけでスイスイ読める
  • 表や画像もちゃんとレイアウトされる

こういう体験が、HTML資料では「標準装備」なんです。

PDFは保存向き、HTMLは“読む”ためのもの

PDFは「印刷するためのファイル」です。 だから、スマホでは見づらくて当然。 でも今の時代、読むのは紙じゃなくて画面ですよね?

だったら、最初から「読みやすい画面用の資料」を作るべきなんです。 それがHTML資料。 リンクで送れるし、共有もしやすい。 デザインだって、あとから直せます。

今後のプレゼンは「伝達資料」ではなく「体験資料」へ

体験型の資料をイメージしたデジタル表現

説明する時代は終わった

「伝えたいことをスライドにまとめて、順番に話す」 こういうプレゼン、これまでは普通でしたよね。 でも、これからの時代は違います。

相手に説明するんじゃなく、 体験させて感じてもらう──これが新しい資料の役割です。

動く、流れる、変化する資料

HTMLで作った資料なら、ただ文字を読むだけじゃありません。

  • 表がじわっと現れる
  • 画像がスライドして登場する
  • 文章が流れるように読める

こういう動きがあるだけで、受け手の理解度や印象は大きく変わるんです。

しかもそれ、全部AIが手伝ってくれます。 「見せ方まで考えるのは面倒…」って人でも、ChatGPTに頼めば補ってくれる時代です。

説得じゃなくて共感を生む

スライドって、どうしても「一方通行」になりがちです。 でも体験ベースの資料は、相手の視線や関心に寄り添ってくれる

「読んでいくうちに、気づいたら理解していた」 そんな資料が、HTMLで作れるようになってきたんです。

結論:プレゼンは“語る”から“感じさせる”へ

これからの資料は、 「これを読んでください」じゃなく「これを感じてください」。 言葉ではなく、構造と流れで伝える資料が主流になります。

次は、実際にHTMLで作ったプレゼン資料を見てみましょう。 理屈抜きで「これなら分かりやすい」と感じるはずです。

実際のデモ(この記事で紹介しているやつ)

HTMLで作られたプレゼン資料のデモ画面イメージ

まずはこれを見てください

ここまでいろいろ語ってきましたが、やっぱり一番わかりやすいのは“見てみること”です。 Room8で実際にHTMLで作った資料のデモはこちらです:

https://room8inc.github.io/ai-presentation-demo/

スマホでもパソコンでも開いてみてください。 スクロールで読み進められるように設計されたプレゼン資料です。

ブログやnoteとの相性も抜群

この資料の良いところは、「URLで送れること」。 PDFを添付したり、ファイルを送ったりする必要はありません。

ブログ記事の中に貼り付けてもいいし、 noteやX(旧Twitter)で紹介してもOK。 <iframe>タグを使えば、こんなふうにページ内に埋め込むこともできます。

もちろんあとから直せる

スライドやPDFと違って、あとから直したり、情報を追加したりするのも簡単です。 URLはそのままで中身だけ更新できるので、セミナー資料や営業資料にも使えます。

結論:HTML資料は“伝える”を超えていく

資料が「その場限りの道具」じゃなく、資産として使い続けられる。 それが、HTML資料の一番の強みかもしれません。

AI時代の資料作りは「どう動くか」まで指示できる

AIに資料の動きを指示する様子を表現したデザイン

「HTMLで出力して」だけだと、動かない

ChatGPTに「HTMLで資料作って」と言えば、 それっぽい見た目の資料は出てきます。 でも、それって動きもインパクトも何もない、ただの“文字ページ”なんですよね。

「どう動かしたいか」まで伝えると、一気に化ける

ChatGPTは“演出家”としても超優秀です。 たとえば、こんなふうに伝えると…

  • 「タイトルがゆっくりフェードインするようにして」   → スクロールに合わせてふわっと表示される
  • 「背景がスクロールに合わせて少しだけ動くように」   → パララックス効果と呼ばれる奥行きある演出に
  • 「このグラフは右からスッと出てくるように」   → 横スライドで登場させて視線を誘導

こういう“見せ方”をちゃんと伝えると、資料の印象がまるで変わるんです。

用語は覚えなくてもいい。でも知ってると強い

たとえば「背景が少しだけ動いて奥行きが出るやつ」=パララックスと呼ばれます。 ChatGPTに「パララックスっぽくして」と言うだけでOKです。

他にも、AIに伝えやすくなる用語をいくつか紹介しておきます:

  • フェードイン:ゆっくり現れる
  • スライドイン:横からスッと出てくる
  • スクロール連動:下に進むと一緒に動く
  • ピン留め(Sticky):特定の場所に固定表示される
  • パララックス:背景と前景が違うスピードで動く

全部覚えなくても大丈夫です。
「フェードイン」という言葉を知らなくても、
「タイトル部分がぼやっとゆっくり現れるようにして」と指示すれば、 AIは「あ、それフェードインのことね」とちゃんと理解してくれます。

だから、「言葉を知らないと使えない」なんて思わなくて大丈夫。 日本語で感覚的に伝えるだけでも、AIは意図をくみ取ってくれるんです。

サクッと作ったデモ資料もあります

今回紹介している資料は、Room8でサクッと作ったデモ版です。 あまり派手な動きは入れてませんが、雰囲気は伝わると思います。

https://room8inc.github.io/ai-presentation-demo/

ここからどこまでやるかは、あなたの指示次第。 資料に「演出」という視点が入るだけで、伝わり方は桁違いになります。

結論:「何を見せるか」より「どう見せるか」が勝負

AIがHTMLを作れる時代に、 中身だけじゃなく“見せ方”までコントロールできる人が強いんです。

つまり、良い資料を作るには
伝える力 + 指示する力が求められる。 ChatGPTはその命令に100%従う、優秀な舞台スタッフです。

まとめ:資料づくりに“自由”を取り戻す時が来た

PowerPointが悪いわけじゃないんです。
でも、スライドという構造に縛られてきた僕たちは、
いつの間にか「こういうもんでしょ」って思考停止してただけ。

でも今は、AIがHTMLを書ける。
しかも、動きも、流れも、構成も、全部言葉で伝えれば形になる
つまり資料って、もはや「作業」じゃなくて「指示」なんですよね。

  • 誰でもスマホで見れる
  • リンクで送れて、あとから直せる
  • 感覚的に伝えて、動かせる

そんな資料、今までありました?
ないなら、もう使う理由ないでしょ。


ということで、
これからの資料は「スライドで1枚ずつめくる」じゃなくて、
“スクロールで体験させるもの”へ。

「伝える」より「感じさせる」ための資料、
AIと一緒に作っていきましょう。

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

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