こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
今日でRoom8は11周年を迎えました。
……とはいえ、特別なイベントがあるわけでもなく、「ああ、もうそんなに経ったのか」くらいの静かな節目(笑)
でも、こうして記事にしようと思ったのは、
この11年目というタイミングで、自分の中で「次のステージに進んでる感覚」があるからです。
僕はいま、生成AIにどっぷり浸かっています。
ChatGPTが登場して話題になった2022年末──
あの頃、「これはとんでもないものが出てきたな」と感じて、
そこから毎日のように試して、仕組みを作って、壊して、また試して…
気づけば2年近く、生成AIと一緒に“仕事”をしてるような日々を過ごしてきました。
GoogleフォームからStripeまでの自動契約処理、
LINE botにAIを組み込んで対話型の受付システムを作ったり、
単に「AIにコードを書かせる」じゃなく、処理そのものをAIにやらせる仕組み作り。
そんな実験的な取り組みを発信し続けていたら、
セミナーやコンサルの依頼も少しずつ増えてきました。
そして今、Room8という場も含めて、僕がやってることは3つに整理できます。
- コワーキングスペースという“場所の提供”
- 生成AIによる“仕組みの自動化支援”
- Webサイト制作による“見せ方の最適化”
この3つの柱で、Room8は「起業家・個人事業主のためのオウンドメディア」として再構築中です。
11周年の今回は、過去を振り返るよりも──
「今、何に夢中で、何を仕掛けてるのか?」を記録として残しておこうと思います。
Room8、気づけば11年。

11年。
なんだかすごそうな数字だけど、「じゃあ何が変わった?」って言われると、
大してドラマチックなエピソードは無い。
むしろ、派手さよりも“続けてること自体が一番ヤバい”気がしてる。
最初は「コワーキングスペースって何?」って聞かれる時代だったし、
集客も試行錯誤で、失敗も山ほどあった。
それでも「なんかやれるかも」「もうちょい試してみよう」で続けてきたら、
11年たってた──ただそれだけの話。
よく「起業って挑戦ですよね」って言われるけど、
本当にヤバいのは、“毎日同じことを諦めずに続けること”の方。
華やかさも無いし、拍手もされないし、むしろ「まだやってたんですか」って言われたりもする(笑)
でもそれでも、目の前の人に喜ばれて、少しずつ形を変えながら進化してきた。
で、今はAI。
この流れが自分の中では“第二創業期”みたいな感覚があって、やってることも、目指してる方向も、昔と全然違う。
「AIを仕事に使えるって、なんか面白くない?」
──たぶん今の僕は、それだけで動いてます。
でも不思議なのが、今が一番働いてる実感があるんですよ。
ブログも毎日書いてるし、仕組みもどんどん作ってるし、相談も増えてるし、でも昔ほど消耗してない。
面倒なことはAIがやってくれるから、“人間としてやるべきこと”に集中できてる感覚がある。
働き方って、変えられるんだなって。
それをリアルタイムで感じてるのが、この11年目かもしれません。
僕がAIに本気で向き合ってる理由。それは“小さな会社の未来”だから

なぜこんなにAIに時間をかけて、仕組みを作って、毎日ブログに書いてるのか。
「好きだからでしょ?」って言われるけど、半分はYES、でももう半分は完全に戦略です。
AIって、小規模事業者や個人経営の会社にとって“最後の味方”になる可能性があると思ってるんですよ。
だって現実問題、こういう会社って「人が足りない」のがデフォルトなんですよね。
かといって、めちゃくちゃ優秀な人材が採れるわけでもないし、
仮にスキルのある人が来ても、ちょっと“曲者”だったりもする(苦笑)
※もちろん、スタッフをディスってるわけじゃない。小規模企業の採用が難しいって話です。
だからずっと前から「DXだ!ITだ!」って騒がれてるけど、
中小企業にとってのDXって、高いし、難しいし、要らんわってなるんですよ。
たとえば──
システム開発って、安くても初期費用100万円くらいする。
それで「月10時間分の工数削減できます!」とか言われても、
社員が2人しかいない会社からしたら、「その10時間、自分でやった方が早くない?」ってなるわけです。
一方、大企業なら従業員が1万人いて、全員の10時間が浮けばめちゃくちゃデカい。
同じ仕組みでも、スケールが違えば価値が変わるんです。
でも、生成AIが入ってくると話が変わってくる。
これまで100万かかってたような仕組みが、10万以下でできる。
コードが書けなくても、ChatGPTに指示を出せば、
ある程度の処理が自動化できるようになった。
「やりたいけど無理だったこと」が、“ちょっと頑張れば手が届く”範囲に入ってきたんですよ。
だから僕は、趣味とか好奇心とかじゃなく、
「これは小規模事業者の未来を変えるかもしれない」と思って、AIに全力投球してます。
今、僕がやってるのは、“自動化”とか“効率化”とかいうより、
「人手が足りない現場を、AIでどうにかできないか?」っていう本気の試行錯誤です。
気づけば広がってきた、AIセミナーやコンサルの話

そんな感じで、自分の事業にAIを組み込んで実験してたら、
気づけば「それ、うちでも導入できませんか?」という相談が来るようになってきました。
最初はたまたま。
でもそれが徐々に増えて、ついには地元・岩倉市商工会議所青年部からAIセミナーの依頼がきました。
ありがたいことにそれが好評で、2回目の依頼までいただきました。
「AIすごいですよ」みたいな、ふんわりした話はあまり好きじゃないんです。
だってそんなの、YouTube見てりゃいくらでも出てくるでしょ?
「ほら、こんなこともできます」「こんな自動化もできます」って動画、腐るほどある。
確かにそれを見ると「おぉ、すげー」ってなる。
でも──それを“自分の会社でやる”ってなると、一気にハードルが上がる。
「うちは違うから」「どうやって取り入れるか分からない」となって、結局止まる。
だから僕がセミナーや相談で意識してるのは、
知識を与えることじゃなくて、“一緒に手を動かしてデモすること”。
例えば、「この業務をAIで自動化できますよ」って口で言うだけじゃなく、
「じゃあ今ここで、AIにこう聞いて、これ作ってみましょうか」ってその場で実演する。
“すげー”じゃなく、“やれるかも”に変えるのが目的です。
その結果、セミナー参加者から「うちでも導入したい」と言ってもらえたり、
実際に仕組みを一緒に作る──というか、僕が普通に手を動かして作ることも多いんですけどね(笑)
そんな“実装込みのコンサル”的な依頼も、じわじわ増えてきました。
別に営業したわけでも、広告を打ったわけでもない。
ただ「日々、自分で試したことを、リアルに記録してただけ」です。
つまり──
発信って、ちゃんと“伝わる人にだけ刺さる”。
だからこそ、僕はこのまま日々の試行錯誤をブログに書き続けようと思ってます。
11周年に特別な感情はない。でも、未来にはワクワクしてる
11年続けてきたことに対して、
「感慨深い」とか「一区切り」みたいな感情は、正直そんなに無いです。
むしろ今が一番楽しくて、試したいことがどんどん出てきて、
“過去”よりも“未来”に気持ちが向いてる感じです。
そして今、僕が本気で取り組んでるのが「AI」。
それは単に技術が好きとかじゃなくて、
本気で“小さな会社の武器になる”と信じてるからです。
場所があって、仕組みがあって、見せ方がある。
Room8という“場”があるからこそ、
AIの仕組みを組み込んで、実際に試して、学んで、改善して、次に活かす── そんな「動くオウンドメディア」を目指しています。
これからも、僕が試してよかったことはどんどんブログで発信していきます。
誰かの業務がちょっと楽になったり、
「自分でもできるかも」と思ってもらえたら、それだけで意味があると思ってます。
そしてもし、この記事を読んで「一緒にAIを極めたい」と思った人がいたら、ぜひ声をかけてください。
正直、やりたいことが多すぎて、手がいくつあっても足りません。
仲間が欲しいんです。
タダのメンバーではなく、コアメンバーとして一緒にRoom8の“次”を作っていける人。
Room8は11年目にして、
“ただのコワーキングスペース”から、“AI実験ラボ”に進化中。
これからの未来、一緒に試してくれる人を待ってます。