こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
最近、AIを使ったプレゼンテーション作成ツール「Gamma」がやたらと話題になってますよね。「革命的」だの「パラダイムシフト」だの、なんだか大仰な言葉が踊ってる記事をよく見かけます。
で、僕も気になって実際に触ってみたんですが…正直、リサーチ記事で読んだ印象と、実際に使った感覚にけっこうなギャップがありまして。
「AIがプレゼンテーション作成を民主化する!」みたいな話を読んでると、まるで魔法のツールみたいに思えるじゃないですか。でも実際使ってみると「あー、これはテンプレートに自動配置してくれる便利ツールだな」という、もうちょっと冷静な印象でした。
べつにディスってるわけじゃないですよ。むしろ「期待値を正しく設定すれば、めちゃくちゃ使えるじゃん」という発見があったので、今日はそのリアルな感想をシェアしたいと思います。
Room8でも最近、「AIで資料作成を効率化したい」という相談が増えてるんですが、みなさんツールに対する期待がちょっと盛りすぎな気がしてて。現実的な活用法を知ってもらえれば、きっと役立つはずです。
実際に使ってみた率直な感想:「テンプレートに自動配置」が正解
Gammaを使ってみて、一番最初に思ったのは「これはデザインAIじゃなくて、賢い自動配置ツールだな」ということでした。
Gammaがやってくれること:
- テキストを渡すと、いい感じのテンプレートに自動で配置
- フォント、配色、レイアウトを統一
- 画像も含めて、全部セットで一気に完成
Gammaがやってくれないこと:
- ゼロからオリジナルデザインを創造
- 日本人好みの繊細な色使い
- あなたの会社のブランドを理解した提案
つまり、「PowerPointで1時間かかってた作業が、1分で終わる」のは間違いないんです。でもそれって「革命」というより「効率化」ですよね。
秒速完成の威力は本物だった
ただし、この「秒速でそれっぽいスライドができる」威力は、正直すごいです。
試しに会社紹介の資料を作ってみたんですが、テキストを貼り付けて10秒後には、もう見栄えのするスライドが完成してました。これをCanvaでやろうとしたら、テンプレート選んで、写真探して、文字入れて…と、最低でも30分はかかります。
特にこんな人には刺さると思います:
- 月次報告とか、定型的な資料をよく作る
- デザインセンスに自信がない
- とにかく時間がない
逆に言うと、「毎回オリジナリティ溢れる資料を作りたい」人には物足りないかもしれません。
リサーチ記事 vs 現実のギャップが面白すぎる件
Gammaについて調べてると、なんかもう「プレゼンテーション界の救世主」みたいな書かれ方してる記事が多いんですよね。
よく見かける表現:
- 「革命的なAI技術」
- 「プレゼンテーション作成の民主化」
- 「デザインスキル不要で高品質」
- 「従来ツールとのパラダイムシフト」
でも実際使ってみると、「まあ、便利な自動化ツールだよね」という、もっと地に足ついた感想になります。
別にこれ、Gammaが悪いって話じゃないんです。むしろ期待値がインフレしすぎなんだと思うんですよね。「AIが全部やってくれる魔法のツール」みたいに思っちゃうと、実際使ったときに「あれ?」ってなる。
でも「テンプレートへの自動配置ツール」だと思って使えば、めちゃくちゃ優秀です。
細かいデザインを求めると、結局大変という現実
ただし、ここで注意点があります。Gammaで「Canvaレベルの細かいデザイン調整」をやろうとすると、逆に大変なんですよね。
Gammaの強みは「テキストを渡したら、いい感じに仕上げてくれる」ことです。でも逆に言うと、「ここの余白をもう3px調整したい」とか、「この画像をもうちょっと右に寄せたい」みたいな細かい調整は、かなり面倒。
結局こういう使い分けになります:
- サクッと資料作りたい → Gamma一択
- 細部までこだわりたい → 最初からCanvaやPowerPoint
- 時間かけてでも完璧にしたい → Gammaで土台作って、別ツールで仕上げ
つまり、Gammaは「8割の完成度を10秒で」を実現するツールで、残り2割を詰めようとすると途端に効率が悪くなる印象です。
日本での使いこなしポイント:テンプレートの「海外っぽさ」問題
で、実際に使ってみて気になったのが、テンプレートのデザインが「いかにも海外」だということ。
Gammaのデフォルトテンプレート:
- カラフルで主張強め
- アメリカ的な「パキッとした」配色
- 余白の使い方が詰め込み気味
- 全体的に「元気!」って感じ
日本人が好みそうなデザイン:
- 彩度を抑えた、落ち着いた色合い
- 余白を効かせたミニマルなレイアウト
- 「控えめだけど品がある」印象
- 無印良品っぽい「引き算」の美学
例えば、Gammaでよく使われる色も、ビビッドなピンクだと「プリキュアっぽい」って思われちゃうんですよね(笑)。でも深みのある濃い紫なら、日本のビジネスシーンでも全然使える。
ピンクも同じで、ショッキングピンクは避けて、桜のような淡いピンクやグレーがかったくすみピンクの方が、日本人には受け入れられやすい。
カスタムテンプレート機能が救世主
幸い、Gammaにはカスタムテンプレート機能があるんです。これを使って:
日本仕様にカスタマイズするポイント:
- 彩度を全体的に下げる
- フォントサイズをもう少し小さく(日本語は情報密度が高いから)
- 余白をもっと効かせる
- アクセントカラーは1色だけに絞る
- 企業のブランドカラーやロゴを組み込む
これをやるだけで、「海外ツールっぽさ」がだいぶ和らいで、日本のクライアントにも使いやすくなります。
Room8でも「Gammaを試したけど、なんかデザインが派手すぎて…」という相談があったんですが、カスタムテンプレートで調整したら「これなら使える!」って変わりました。
結局、期待値を正しく設定すれば普通に使える
最後にまとめると、Gammaって「使える・使えない」の判断を間違えやすいツールだと思うんです。
こんな期待で使うと失敗します:
- AIが魔法のように完璧な資料を作ってくれる
- デザイナー並みのオリジナリティを求める
- 細部まで完璧にコントロールしたい
こんな期待なら大成功します:
- 定型的な資料作成を爆速化したい
- そこそこの見た目で十分
- テンプレートのカスタマイズは面倒じゃない
つまり、「完璧を求めるツール」じゃなくて「効率化ツール」として使うのが正解。
Room8でAI相談を受けてて思うのは、みなさん新しいツールに対して「何でもできる万能ツール」を期待しすぎなんですよね。でもそんなツールは存在しないし、Gammaも例外じゃない。
ただし、適材適所で使えば間違いなく強力です。特に:
- 月次報告
- 企画提案の初稿
- 社内勉強会資料
- プロトタイプ的なプレゼン
こういう用途なら、Gammaの「8割完成を10秒で」の威力を存分に発揮できると思います。
というわけで、リサーチ記事の「革命的!」みたいな表現に踊らされず、現実的な期待値でGammaと付き合うのがおすすめです。そうすれば、きっと「あ、これ便利じゃん」って思えるはず。
春日井の片隅から、AIツールのリアルをお届けしました。何か質問があれば、Room8で直接聞いてくださいね!
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「Gammaを10分使って分かった『AIプレゼン革命』のリアルな話」
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話題のAIプレゼンツール「Gamma」を実際に使用したレビュー。リサーチ記事では分からない本当の使用感、Canvaとの違い、日本でのカスタマイズのコツを詳しく解説。現実的な期待値設定が成功の鍵です。