こんばんは!週刊少年ジャンプ大好きな海外展開エージェントtatsuroです。
あ…ありのまま 先週 起こった事を話すぜ!
「おれは 本屋に行っていたと思ったら いつのまにかこの本を買っていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
「ジョジョの奇妙な冒険」で英語をもっと学ぶッ!!を買ったッ!!
先週、Room8に行った際の出来事。着いてしばらくしてから、鶴田CEOが、
「たつろーくん!今週のジャンプ見た?これは言わなきゃって思ったんだよね!」
と言われて知ったのが、この本ッ!!
よくぞジャンプの中の広告なぞ見ておいてくださった!(絶対白黒か、追加で赤っぽい色の印刷だっただろうと思う。)
これほど、僕とシナジーかましてる本もそうは無いと思ったら、気づいたら買って家で読み始めていました。間違いなく、催眠術や超スピードなんてもんじゃなかった…。
本当にジョジョで英語が学べるのかッ!?
読んでみたところ、意外!(失礼…。)学べます。(日常生活で使える!とは言ってない。)
どちらかと言うと、英語自体はそれなりに出来るので(爆)、英語の勉強用と言うよりは、ジョジョが英語になったらどんな言い回しになるのか?というのが気になって買った感じです。ちゃんとネイティブが監修していますし、左右がそれぞれ、日本語、英語に分かれていて、対比が見えるようになっています。文法の説明も書かれているし、単語の訳も難しいものや、口語・俗語的な部分については記載があります。他にも、イギリス英語でよく使う表現、なんかも書かれています。ジョジョなのに、真面目!みたいな奇妙な感覚。
これ、ジョジョと英語好き同士で、セリフ言い合ったらだいぶ面白いかもしれない(笑)英語の練習にもなるかもしれない。
物語を訳す時に大事だと感じたことッ!
全体を把握するとか、文脈がきちんと意味が通じるように訳してある。というのが当たり前ですが、改めてとても大事だと感じました。ジョジョの奇妙な冒険は、名言もさることながら、結構表現が独特だと思います。あと、シリーズを通して使われている印象がある言葉もありますね。「勇気」、「真実」、「覚悟」、「敬意」等々。
今回、この本を読んでいる時に思ったのは、そう言った言葉としての一貫性より、物語を訳す場合は、読み手にちゃんと書き手が意図した内容が伝わるように訳されていると、僕は感じました。海外展開エージェントで通訳をすることになった時も、意識していきたい点です。
言葉の一貫性ではなく、物語の一貫性を敬う
僕が、これ上手く訳されてるなーと感じたものを一つだけアップします。
原文
いい友情関係ってのには3つの「U」が必要なんだなあ…。
3つの「U」
ああ…一つ目はな…「うそをつかない」だ
2つ目は「うらまない」…
そして3つめは相手を「敬う」…
「『ジョジョの奇妙な冒険』で英語をもっと学ぶ」の訳文
There are three important “Dos” and “Don`ts” to maintain a good frendship.
Okay, rule number one – ‘Don`t lie.’
Rule number two – ‘Don`t blame.’
The last one is, ‘Show respect’ to your counterpart.
第5部の黄金の風に出てくる、涙目のルカ、というキャラクターのセリフなんですが、これ、すごいと思いませんか!?(英語が分からない人はRoom8に勉強しに来てください。)ちなみに”Dos” and “Don`ts”と言うのが、(慣用句?で)「やって良いこと、悪いこと」という意味です。
- 「U」から始まる英単語で、必ずしも日本語と同じ意味にはならない制約をクリア。
- 「3つの『U』」という表現をせずに、「3つの『U』」が表現されている。
- 当たり前だが、伝わる意味としては同じことが書かれている。
分解して、再構築されている感じで、僕のお気に入りになりました!セリフを言っているキャラクターとしては、お前に言われたくねー!って感じが強いですが(笑)。
「『ジョジョの奇妙な冒険』で英語をもっと学ぶ」の中に、「覚悟」というフレーズの訳が難しかったエピソードが書かれているコラムもありますので、ジョジョで英語を勉強すると「覚悟している人」は、104ページ目を是非見てみて下さい。
おわりに
まだまだ、英語の勉強、楽しくできるなーと感じさせてもらえました。何かを勉強する時は、やっぱり好きなものでやるのが一番ですね!
興味が尽きないって言う言葉もあるように、”興味”にはきっと黄金長方形の無限の回転のパワーが込められているに違いありません!
仕事で業務用語を直訳するのに慣れてしまった方や、自分の英語表現を見直してみたい方にお勧めしたい一冊です。こんな風に元々は、もっと自由に表現ってしていたんだって感覚をあなたも取り戻せるかも知れません。
明日のあなたに進むべき道が切り開かれますように。