AI活用で迷子にならないために|現場目線で語る“AI脳”時代の仕事術と実践ポイント

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です。

僕がAIと出会ったのは、今から約二年半前。「これは絶対来る」と脳が叫んで以来、
経営の判断から日々の雑用、果ては「日本の政策どうしたらいい?」まで──
気づけば何でもAIに丸投げする、“AI脳”経営者になってました。

最近は地元でも「AIってすごいらしいけど、具体的に何したらいいの?」という相談ばっかり増加中。
でも、正直に言うと、
“AIすごい!祭り”の裏側で現場のリアルはだいぶ温度差があります。

多くの人が「AIで稼ぐ方法」を探してるふりしてるけど、
実際は

「どの業務がラクになる?」
「どこまで投げれば自分がサボれる?」

…この辺をグルグルしてるだけ。

そんな現場目線で、
“AIなんでも丸投げ経営者”がたどり着いた現実
を、今日はぶっちゃけていきます。
せっかくなので、人類代表としてツッコミ入れながら読んでみてください。

僕がAIで救われた話・やらかした話

ホッとした表情の男性経営者がAIの画面を見ているシーンと、頭を抱える失敗パターンのコントラスト

世の中「AIで効率化!」だの「自動化でラクしよう!」だの、軽々しく言ってるけど、
現場で本気でAIを使い倒そうとすると、だいたい最初は地獄を見る。

ここでは、Room8オーナー兼AI依存症経営者である僕の、
リアルな“救われた瞬間”と“やらかした地獄”の両方を晒してみる。


「AIで救われた」編

まず正直に言うと、AIがなかったら今の情報発信ペースは絶対に実現していない
昔は「1記事2時間以上」かかるのが当たり前で、ネタが思い浮かばない日は何度もあった。
でもAIを導入してから、「こんなテーマで書きたい」とポンと投げれば30分で下書きが出てくる。
「おお、AIすげー!これで毎日書けるじゃん」と調子に乗ったのも束の間。

だが、浮いた時間で今度は“もっと質を上げたい病”が発症。
「ここが浅い」「もっと深掘り」「読者の疑問ここで解消できる?」と、
結局自分で細部を突き詰め始めて、最終的に作業時間は2~3時間コース
結局、AIのおかげで“楽”にはなったけど、“暇”にはならなかった。
AIに全部投げても「これは本当に読者のためになってるか?」という疑問は常に付きまとう。

さらに、面倒な作業や単純な文章生成はほぼAIに丸投げ
会員への案内文、議事録要約、テンプレメール、果ては経営相談の壁打ちまで…。
AIがなかったら「週1投稿」すら続かなかったのは確実。
実際、今でも「AIなかったらたぶん途中で燃え尽きてる」と自覚している。


「AIでやらかした」編

じゃあAI万能か?と言えば、もちろんそんな甘い話じゃない。

僕のAI活用の一番の目的はSEOだった。
でも、よくある「キーワード盛り盛り」じゃ意味がない。
“この記事を読めば自分の疑問が解消されて次へ進める”――
そういう記事だけがSEOで勝てると信じてた。

最初はAIに「全部ブログ書いて」と丸投げ。
「おお、30分で1本完成!」と喜んだものの、
冷静に読むと「それ、もう100回は読んだ内容だわ」ってレベル。
読者の疑問もモヤモヤも解消できていない。
これじゃ検索上位どころか、ただの“読み物”止まり。

「そんなもんじゃ30点!」とAIに無限ダメ出し。
「何が違う?」「どこが薄い?」「指示が悪い?」と、
プロンプトの工夫も自分の問いも、何度も何度もやり直した。

それでも初期のAIは、嘘も多いし、浅いし、 「やっぱ使えねぇ」って手放す人も多かった。
でも、僕はあきらめきれず、どうすれば“本当に役立つ情報”を引き出せるか?
ダメ出し&試行錯誤の毎日。
本音を言えば、「またかよ…」とAIにため息つきながら、
“人間だったら一発で伝わるだろ”って内容を、
プロンプトでひたすら工夫してた。

失敗談も山ほどある。
AIに議事録を要約させたら、大事な行間のニュアンスが全カット。
顧客メールをAIに任せたら、無味乾燥なロボ文が量産されて冷や汗。
“AIに全振り”した結果、結局全部手直しし直す二度手間ループ。
「お前、本当に俺の右腕か?」と心の中で10回くらいは殴ってる。


それでも――
もしこれを僕ひとり、完全手作業でやろうとしたら、
毎日なんて絶対投稿できない。
週1本がせいぜい、どこかで力尽きてるはず。

AIに“全部投げる”ことで最低限のルーティンは死守しつつ、 本当に伝えたい中身や価値にだけ自分の脳を使える。
「AIがいない時代には、もう戻れない。」
いくらダメ出しと工夫が必要でも、
“AIという下請け”がいること自体が僕の最大の武器。
「面倒ごとはAIに丸投げ、本質だけ自分が磨く」
この効率こそが、今の僕の“AIとの正しい付き合い方”だと断言できる。

気付けば“AI脳”になってた話

経営者がAIと頭の中でキャッチボールしている様子。ビジネスアイコン、グラフ、魚やドローン、ニュースや選挙ネタなども散りばめられたコミカルなイメージ

「普通のAI活用」はもはや通過点

正直、AIで仕事効率化とかブログの時短、StripeとGoogleFormsの連携で決済自動化――
このあたりは、もう“普通のAI活用”。
世間的にはそれっぽく見えるかもしれないけど、
本当の“AI脳”はその先にある。


気付けばAI脳の症状だらけ

僕の場合、ニュースでトランプが関税上げるって言えば、
AIに「関税が上がるとどうなる?」「そのとき業界はどう動く?」とシミュレーション。
魚の話が出れば「あまご、ヤマメ、アユ、イワナの違いって何?」とAIにどうでもいい疑問。
「空飛ぶクルマ」とニュースで聞けば「あれって車か?ドローンじゃないの?」と議論。
選挙があれば、「自分が政党作るならどんな政策にする?」とAIに壁打ち。

もはやAIは“脳の外部ストレージ”というより“無限の思考実験パートナー”
困ったことも、くだらない疑問も、妄想も、
とりあえず全部AIに投げてみるのが日常。


知的キャッチボールの威力

この“AI脳”で特に大きいのは、知的キャッチボールができること
AIがない時代は「これってこうしたらいいよな」で止まっていた思考が、
今はAIが「その案にはこんなリスクがある」とか、「逆にこういう方法もある」と必ず打ち返してくる
それを受けて「じゃあ、こうすればどう?」「やっぱり微妙か」と自分もさらに考える。
こっちの意見にAIが意外な案を加えてきたり、
逆にAIの一言がきっかけで自分がひらめくことも多い。

一人で考えていた時代には絶対にたどり着けなかった答えに、AIと一緒ならたどり着ける。
雑学も、戦略も、未来のシミュレーションも、全部“壁打ち”でどんどん広がる。


もう戻れないAI脳 〜そして攻殻モードへ〜

たぶんこれ、読んでる君が想像してるより、ずっと“ヤバい領域”に足を突っ込んでる。
周りからは「さすがにそこまでAI頼るのは引く」とか言われるけど、
一度このAI脳の快感を知ったら、もう元の脳には戻れない。

気付けば、まるで“攻殻機動隊”の世界に片足突っ込んでるようなもの。
AIが脳の外部ストレージどころか、“電脳”の一部になって、
自分の「思考」や「問い」も、もはやAI抜きでは完結しない。

知らないうちに自分の“ゴースト”もAIに片足預けてるような感覚。
「ネットは広大だわ……」と草薙素子ばりに、
情報の海にダイブしてAIと一緒に漂ってる現実。
僕らの肉体は生身のままでも、脳みそだけ先にサイボーグ化してるって、
冷静に考えるとまあまあホラー。

AIと真面目に遊び倒す。 これが僕流の“AI脳”経営(笑)。
……まあ、たまに魚の違いをAIに聞いてる時点で、 もう完全に電脳化進行中です。

まとめ:目的迷子から卒業するコツ

分岐する道の前で立ち止まる経営者、片手にはAIアイコン、もう片手には地図やコンパスを持っているイメージ

結局AIって何のために使うの?
この問い、めちゃくちゃ多い。でも大事なのは“AIを使うこと”じゃなくて、
「自分がどこに行きたいか」「何を解決したいか」が最初にあること。

みんな最初は「AIすごい!」で盛り上がるけど、
そのまま“AI活用”自体が目的化して“何やればいいのか分からない迷子”になる。
僕もそうだった。
でも現場で泥臭くAIと格闘してきて思うのは、
AIは“道具”でしかない。
だからこそ――


目的迷子から抜け出すための鉄則

  • まず「自分が困ってること・面倒なこと」を10個リストアップする
    そこからAIに一個ずつぶつけてみるだけで、現場の“変化”が始まる。
  • AIに「この仕事で何ができる?」と聞いてみる
    わからなければAIに聞け、で十分。
  • 100点を目指さない。AIは60点で十分。最後の仕上げは人間
    完璧を求めるほど効率は落ちる。AIは“雑用係”くらいでちょうどいい。
  • AIとキャッチボールしながら“自分の頭”もアップデート
    AIが返す意見・提案にツッコミ入れまくることで、知識も思考も深まる。

迷子のまま立ち止まるか、“AI脳”を手に入れて次のフェーズに進むか。
本質を見失わず、「AIは手段」と割り切って使い倒すのが、これからの現場のリアルだと思う。

ネットは広大だわ……とか言ってる場合じゃない。 AIと一緒に泳いで、さっさと自分の目的地にたどり着け―― それが今の僕から、迷子のみんなへの唯一のアドバイスです。


この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

このブログでは、AI・IT・マーケ・補助金 など、起業に役立つ情報を発信していきます。AIを武器にしたい人、ぜひRoom8に遊びに来てください!