AIプレゼン資料作成ツール徹底比較|Felo・Gamma・イルシル・Canvaの使い方と選び方

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
最近は、地元の中小企業さんから「AIでプレゼン資料って作れるの?」という相談を受けました!
特にプロダクトローンチや新サービスの説明資料を、なるべく手早く、見栄えよく作りたいというニーズが強い印象です。

僕自身も、名古屋・春日井エリアを中心にAIの活用をサポートしているんですが、正直「AIで資料作成」って、ちょっと期待しすぎてる人が多い。

「5分でプレゼン資料ができる」とか聞いたら、そりゃ夢を見たくもなりますよね。
でも、いざ使ってみると「これ、本当に使えるの?」という疑問も出てくるはずです。

そこで今回は、最近話題になっているAIプレゼン資料作成ツールの中から、

  • Felo
  • Gamma
  • イルシル
  • Canva(番外編)

この4つを実際に試してみた結果をシェアします。

単なるスペック比較ではなく、「実際に使ったらどれが一番ラクか?」という観点でまとめていきますので、AIにプレゼン資料を任せたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

まずはざっくり特徴比較(Felo / Gamma / イルシル / Canva)

今回試してみたのは、以下の4つのツールです。
それぞれ方向性が違うので、単純な優劣というよりは「目的との相性」で評価が分かれます。

🔸Felo:構成から資料まで一気に任せられる、実用主義のAI

Feloの最大の特徴は、「検索から始まるスライド生成」という設計思想。
キーワードを入力すれば、関連するトピックを調べてくれて、構成を作り、そのままスライドに落とし込んでくれます。

「内容を考えるところからAIにやってほしい」という人にとっては、これが非常にありがたい。

NotionのようなUIで、生成された資料もそのまま編集しやすく、CanvaやNotionとの連携も地味に便利。
実務ベースで使える完成度の高さが魅力です。


🔸Gamma:デザインは美しい。でも日本語だと少し手間が増える

正直、見た目だけで選ぶならGammaはトップクラス。
英語圏向けにチューニングされた洗練されたデザインで、動きのあるプレゼンも簡単に作れます。

ただし、日本語で使うとフォントサイズが大きくなりすぎたり、1枚の情報量が少なくなったりと、微妙に調整が必要

そのため、「手間をかけても見栄えにこだわりたい人」には良いけれど、時短目的で使うと“逆に作業が増える”パターンもあるので注意。


🔸イルシル:スピード特化。とりあえず形になる安心感

「とにかく早くスライドが必要!」という状況なら、イルシルがかなり便利。
タイトルと概要文を入れるだけで、秒速でスライドを生成してくれます。

操作も非常にシンプルで、何も考えなくても一応“それっぽい資料”が完成するのが魅力。
ただし、構成の質やカスタマイズ性はFeloやGammaに比べるとやや弱い印象。


🔸Canva(番外編):AIではないけど、万能なスライド制作ツール

CanvaはAI生成というより、「人が作るための最高の土台」です。
画像やテンプレートの種類が豊富で、ドラッグ&ドロップでスライドを作るのがとにかく簡単。

最近は「Magic Design」などAI的な補助機能もあるものの、構成そのものを自動で組み立ててくれるわけではないので、他の3つとは少しカテゴリが異なります。

「自分で内容を考えて、デザインだけ効率化したい」という人にはベストですが、“AIに任せる”とは少し違う方向性です。

AIがどこまでやってくれる?『リサーチ力』の違いに注目

AIプレゼン資料作成ツールを選ぶ時、
「お題(テーマ)を入れたら、どこまで勝手に“使える資料”になるか?」
ここが最重要ポイントです。

特に違いが出るのが“リサーチ”機能。


🔸Felo:リサーチ込みの“本格資料生成”

  • Feloは「キーワード」を入力するだけで、
     その分野の最新情報や周辺データをWeb検索し、“今、現場で使える内容”で構成・スライドまで自動生成します。
  • 単なるテンプレートや雰囲気ではなく、根拠や背景も踏まえた資料がほぼ自動でできあがるのが最大の強みです。

🔸Gamma:構成は自動生成できるが、リサーチはしない

  • Gammaも「コワーキングスペースのスライド作って」と伝えれば、
     “よくあるストーリー”やテンプレ的な構成で、それっぽい資料を自動生成してくれます。
  • ただし、最新の業界データや個別のリサーチ内容は含まれません。
  • あくまで「お題→よくある構成→デザイン性の高いスライド」が自動生成される仕組み。
  • 業界独自の数字や、深い根拠が必要な場合は、自分で追加する必要があります。

🔸イルシル:壁打ち型のスピード重視。リサーチや深掘りは基本なし

  • イルシルもテーマやタイトルから構成ごとスライドを出してくれますが、リサーチ的な要素はありません
  • 一度に大量のプロンプトは投げられず、少しずつ試行錯誤しながら“壁打ち”で仕上げていくのが得意です。

🔸Canva:完全に自作ベース。AI補助は雰囲気程度

  • CanvaはAI的な自動生成は弱く、リサーチやストーリー作りは完全にユーザー頼みです。

この“リサーチ”の有無が、現場で「考える手間をどれだけ減らせるか?」の分かれ道。
「全部AIに考えてほしい!」ならFelo一択、
「雰囲気+デザイン+それっぽい構成」はGammaやイルシルも候補になります。

実用性での比較:こんな人に向いている(ワンストップ or 分業型)

AIツールの“リサーチ力”や“構成力”にこだわる人もいれば、
「情報整理はChatGPT、デザインはGammaやイルシル」と分業スタイルでやる人も増えています。

どこまでを1つのツールで完結したいのか、あるいは工程ごとに使い分けたいのか──
この発想が、現場ではかなり大事です。


ユーザータイプおすすめツールワンストップ(1ツール完結)理由
🔥 テーマからリサーチ・構成・資料まで全部AIに丸投げしたいFelo◎(これ一つで完結)検索も構成もデザインもAIがやってくれる。時短も圧倒的。
🎨 情報整理は他ツールでOK、仕上げはAIデザインGamma / イルシル△(分業型が現実的)事前にChatGPTなどで情報をまとめておけば、“それっぽいスライド”を自動で作れる。テンプレ構成+デザインで見栄えも調整しやすい。
✏️ 構成も中身も自分で作りたい(デザイン補助だけAIで)Canva×AIの自動化は弱い。完全自作派向け。

現場視点での補足

  • Feloは「これ一つで完結」したい人向け。リサーチ〜資料化までAIが全自動でこなす。
  • Gammaやイルシルは「分業型」がおすすめ。ChatGPTなどで情報整理を済ませておけば、構成〜デザインの手間が激減する。
  • 実際は、「下ごしらえ(リサーチ・要約)はChatGPT→仕上げはデザインAI」という合わせ技が一番ラクなケースも多い。
  • Canvaは「AIプレゼン資料自動化」より、「クリエイティブ補助」として割り切るのが賢い使い方。

要するに、「全部任せたいならFelo。そうでなければ“分業”が正解」。
AI時代の資料作成は“使い分け”もアリです。

まとめ:AIツールは「丸投げ」と「分業」どっちも正解

AIプレゼン資料作成ツールを比較してきましたが、「万能の一本槍」が存在するわけではありません。
本当に大切なのは、「自分の現場に合った使い分けができるか?」という視点です。

  • Feloは、リサーチ・構成・デザインまで全部AIに丸投げしたい人向け。「考えるのも作るのも全部任せたい」なら現状ベスト。
  • Gammaやイルシルは、情報整理やリサーチをChatGPTなど他のAIで済ませてから使うと、“それっぽいスライド”を爆速で仕上げてくれる。分業型で本領発揮。
  • Canvaは「AIにお任せ」ではなく、自分で内容を作りたい派の味方。デザイン補助として徹底活用。

要するに、「AIに丸投げ」か「分業」か、そのどちらも現場の選択肢
“どのツールを選ぶか”ではなく、“どんな使い方をするか”が生産性アップのカギです。

僕も色々使い倒してきましたが、正直「AIだけで100点」はまだ難しい。
でも、「80点を1/10の時間で作れる」のは現実。
あとは自分のアイデアや現場の肌感をどう盛り込むか──
ここが、これからのAI時代に仕事で差がつくポイントだと思っています。


「もっと詳しく知りたい」「自分の現場ではどう活用できる?」という人は
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この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

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