Google検索にAI要約(AI Overviews)が挿入されると、ユーザーが従来リンクを踏んでいた率が 15 % → 8 % にほぼ半減することが判明(Pew Research 調査)。
しかしロングテール×独自データに特化した僕のAI記事群は、AI要約解禁後も 30 日ユーザー数が前年同月比 +377 % で爆伸び中。
要は 「要約に吸われるか、要約のネタ元に君臨するか」 ── AI時代のSEOはこの二択だ。
こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です。
Google先生がついに“検索の顔”をAI要約で塗り替えたせいで、リンククリック率が 15 % → 8 % に半減した──そんなニュースで業界がざわついてますね。
英メディア The Register も「Googleがウェブを生き埋めにしている」と吠えています(記事リンク)。
でも冷静に自サイトのアナリティクスを見ると、AI関連記事(ChatGPT 4o/o3/4.5比較など)がロングテールで検索上位を奪い、4月以降の30日ユーザー数は前年比 +377 %。
要約に食われるどころか、むしろ栄養にして爆伸び中というオチ。
今日はこの「AI要約でリンクが死ぬと言われても、ちゃんと伸びるサイトは伸びる」現象をネタに、“AI要約時代に生き残るSEO戦略” を皮肉多めに掘り下げてみます。コーヒー準備できた?
AI要約でクリック率激減

統計で見る “15→8%” の落差
「AI Overviews 出るたびにクリック半減だって?」──はい、そのまんま。
Pew Research が 2025 年 3 月に 900 人の米国成人を追跡した結果、AI要約が表示された検索では リンククリック率が 15 % から 8 % に ほぼ真っ二つ(Pew Research, 2025-07-22)。
ゼロクリック化なんて言葉、もはや死語。クリック“蒸発”が正しい。
広告・アフィには何が起きたか
クリックが減れば当然 広告収益は干上がる。
BrightEdge の業界レポートでは、インプレッション自体は前年比 +49 % 伸びているのに、クリックは -30 % と真逆のジェットコースター(BrightEdge 報告)。
要するに「看板はデカく、客は来ず」。居酒屋なら即潰れるパターンだ。
クリックが消えた理由を因数分解
- AI要約で“答えはここにある”感がMAX
→ ユーザーはリンクまで泳がない。 - 検索結果のファーストビューがパンパン
→ 要約+広告+動画+ローカルパック=有機リンクはスクロール地獄。 - スマホ民の集中力は金魚以下
→ スクロール=死、タップ=苦痛。はい終了。
結論:Google 検索はクリックを殺したいわけじゃない。クリックさせなくても満足度が下がらないUX を手に入れただけ。
僕ら発信者側がやるべきは「どうやって要約に“取り込まれる側”へ回るか」…わかってきた?
それでも伸びるサイトの条件

ロングテールが逆風を追い風に変える理屈
AI要約が得意なのは「一般論のざっくりまとめ」。
逆に言えば ニッチで具体的なキーワード はまだ手つかず。
‐ “chatgpt 4o o3 4.5 違い 実測”
‐ “gemini api トークン単価 比較”
みたいな長めの検索語は、AIが雑に要約すると情報がスカスカになる。
そこで僕のオタク記事が 「この深さ、AIには無理」 と言わんばかりに上位へ滑り込む。
結果? 4 月以降 30 日ユーザー +377 % の爆伸び――要約の隙間産業はまだ荒稼ぎできる。
実例:ロングテール×AI記事で爆伸びした僕のブログ
僕のブログも例外ではなく、AI関連のロングテール記事を地道に仕込んでいたら、
気づけばこんなグラフになっていた。
検索での表示回数はもちろん、クリック数もしっかり伸びている。
「AI要約でSEO終了」とか言われても、まだやりようはある。
実際のアクセス推移はこちら(Googleアナリティクスより抜粋)👇

独自データ × E-E-A-T の破壊力
‐ Experience: 実際に 4o/o3/4.5 をベンチ回したスクショ
‐ Expertise: API 料金・速度を Excel で比較 → グラフ化
‐ Authority: Room8 AI Labo コミュニティでの検証結果リンク
‐ Trust: 参照元ドキュメント・公式ブログをきっちり引用
この四拍子を揃えると、AI要約も「ここソースにしとくか…」と誘拐してくれる。
引用されれば勝ち。 クリックがゼロでもブランド名は刷り込まれる。
内部リンクと関連コンテンツで“深掘り誘導”
読者が AI 要約を突破して記事に辿り着いたら、次の穴 へ落として離さない。
- 記事末に「関連記事:Gemini API と OpenAI 料金比較」
- 中段に カード型 CTA(AI Labo 無料ウェビナー告知)
- 見出し直下で 前後編リンク を配置
こうして “深掘りルート” を作ると、PV も滞在時間も跳ね上がる。
要は「ひと口かじったら抜け出せない“情報の沼”」を設計するって話。
といっても、ウチもここは次の課題・・・
クリック以外で回収するマネタイズ導線

公式LINE登録:ワンタップ+AIコンシェルジュで“即・深掘り”
‐ TL;DR 直後の区切り線下に
💬「AI時代の深掘り情報を最速で受け取る ─ 公式LINE登録はこちら」
の 1 行CTAを設置。
‐ 友だち追加直後、GPT-4oベースのLINE Bot が自動応答で
- PDF比較表リンク(ChatGPT 4o/o3/4.5ベンチ結果)
- 「質問をどうぞ」案内
を送信。
‐ ユーザーが質問 → Bot がベクトルDBから類似記事を引き当てて
150字サマリ+記事リンク を返す。
“クリック代わりにトークンで回遊させる” 新動線。
コミュニティ誘導:LINEチャットから Room8 AI Labo へ
‐ Bot 返答内に「もっと議論したい?」→ AI Labo 招待リンク。
‐ UGC(ユーザー質問ログ)を記事ネタ化 → 検索循環が加速。
リードマグネット:PDF / 公開GPT を LINE自動配布
‐ 登録特典 PDF、あるいは公開 GPT(料金シミュレータ)を
自動レスポンスで配布 → 開封率はメールの約2.3倍。
‐ 以降は タグ別セグメント配信 で関連記事をプッシュ。
トークン消費は広告 CPC より安いので ROI は十分プラス。
構造化データ&技術実装ミニチュートリアル

“要約に取り込まれる側”へ回る最短ルートはコレ
AI要約は構造とマークアップが大好物。
FAQ や How-to を JSON-LD で仕込むだけで、Google も AI Overviews も「ここソースね」と自動でリスペクトしてくれる。貼る場所は <head>
直下か、WordPress なら SEO プラグインのカスタムスクリプト欄で OK。
FAQPage JSON-LD(コピペ用)-クリックすると開きます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "AI要約でクリック率が下がるって本当?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "Pew Researchの調査では、AI要約が表示された検索でクリック率が15%から8%に半減しています。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "ゼロクリック時代でもSEOは有効?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "ロングテールや独自データで上位を取れば、AI要約の引用元として逆に露出が増えます。"
}
}
]
}
</script>
How-to schema 雛形(手順系記事用)
How-to schema 雛形(手順系記事用)-クリックすると開きます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "HowTo",
"name": "公式LINEにGPT-4o BOTを連携する方法",
"step": [
{ "@type": "HowToStep", "text": "LINE Developersでチャネルを作成" },
{ "@type": "HowToStep", "text": "Webhook URLにCloud Functionsを設定" },
{ "@type": "HowToStep", "text": "ベクトルDB & GPT-4oで応答ロジックを実装" }
]
}
</script>
ここだけ読めば OK: 上のコードをコピペ → 投稿の
<head>
に貼る → 検索結果に FAQ や How-to リッチリザルトが出現 → AI要約の引用率もアップ。
FAQ
まとめ ― “ゼロクリック”を笑い飛ばす作戦マップ

- AI要約でCTR蒸発
- 2025年3月調査で 15 % → 8 % へ半減。
- クリックに依存する広告・アフィは崖っぷち。
- それでも爆伸びするサイトの共通点
- ロングテール特化:AIが薄味になる領域で深掘り。
- 独自データ × E-E-A-T:一次情報をソースごと持っていく。
- 内部導線の沼化:関連リンク&カテゴリ設計で離脱させない。
- クリックレス時代の“回収”フレームワーク フェーズ 目的 実装例 A. キャプチャ 直接リーチを確保 公式LINE登録CTA+GPT-4o Bot B. ナーチャ 興味の深度を測る タグ別セグメント配信 & 自動アンケート C. コンバート ビジネスに転換 有料ウェビナー・会員制コミュニティ invite
- 実装ハイライト
<details>
折りたたみで JSON-LD コードを隠しつつSEO有効- LINE Bot × WP全文検索 → ベクトルDB の漸進拡張でコスト最適化
- 月9ドル/1,000問の GPT-4o コストは 平均CPCより安い。広告よりAIに投資。
- 明日から動く To-Do
- 各記事に 150 字要点先出し要約 を追加
- TL;DR 直下に 公式LINE CTA 挿入(区切り線で分離)
- FAQ / How-to JSON-LD をヘッダーに貼り付け
- GPT-4o Bot PoC:WordPress DB全文検索でまず動かす
- 30日後、LINE友だち数 & 記事PV の増減を計測 → 次施策決定
結論:クリックは減っても、読者の“知りたい欲”は消えない。
AIを敵視せず、「要約される側」から「要約を操る側」へ。
雑草は踏まれて強くなる。僕らのSEOも同じだ。でも、ここで満足してはいけない。
この先もAIは進化するし、Googleの仕様もどんどん変わっていく。
だからこそ、“今の正解”に執着せず、変化に呼吸を合わせていけるかが分かれ道になる。「共存」とは、AIの動きを読みながら、
その隙間に戦略を差し込んでいく、したたかな柔軟さのことだ。