起業家・フリーランスがコワーキングスペースを活用すべき5つの理由

コワーキングスペースをもっと知ってもらいたいと言う想いからで書いたこの記事

結構好評でしたが、僕が一本ぐらい記事を書いたところで、まだまだ認知度の低いコワーキングスペース

コワーキングスペースのオーナーとして、もっともっと広めていくのがぼくの役割だと思っています。

僕が初めて合う人に、コワーキングスペースを知らない人はやっぱり多く、体感的に10人に1人ぐらいしか知らないですね。

そこで、今回はコワーキングスペースを広める為の第二弾の記事として

コワーキングスペースを最も便利に活用出来る、起業家・フリーランスの方に焦点を絞って話をしたいと思います。

コワーキングスペースとは

「コワーキング」、それは、共にと言う意味の”Co”と働くと言う意味の”Work”が合わさった言葉です。
そうですね、共に働く場所といった感じでしょうか。

ただ、働くと言っても人それぞれです。
その言葉どおり仕事をする人もいますし、打ち合わせをする人、資格取得のための勉強をする人も居ます。

また、coworker = 同僚と言う意味もあります。
企業には、いろいろな部署がありますよね?
営業部・広報部・制作部・総務部・経理部などなど
やっぱり営業部の人は営業の専門ですし
経理部の人は経理の専門です。

起業家は、これら自分の専門分野以外のことも全て自分で行わなくてはいけません。
そして相談できる相手がいないと言うのが大きな悩みの一つです。

例えば、集客が苦手なエンジニアが見よう見まねで集客してもなかなかうまくいかない
確定申告の時期になれない経理で時間を取られたそんなことが往々にしてあります。

その悩みを解決できるのがコワーキングスペースです。
ただの場所のシェアだけであれば、シェアオフィスやレンタルオフィスと変わりません。
しかし、そこに在籍するメンバー同士が同僚のように相談・協力できるのです。

協力して集客をしたり、SEOの専門家にSEOについて相談できたり、税理士に税務相談なんてこともできます。

起業にはコミュニティーが必要!

コワーキングスペースの特徴と言えば、やっぱりコミュニティーでしょう。
そして、このコミュニティーと言うのは起業家にとってとても重要なものになります。

起業してなかなか軌道に乗らない人を何人も見ています。
そうした人の8割ぐらいは、1人で頑張っている人です。

もちろん1人では成功出来ないと言っているわけではありません。
しかし、1人で起業する人は、2人のチームで起業する人たちよりも事業を成功させるのに3.6倍の時間がかかるという調査結果も出ています。

副業と言う、逃げ場がある状態でビジネスモデルであればゆっくりやるのもいいでしょう。
しかし、脱サラして起業した人には後がありません。

少しでも早くビジネスを軌道に乗せる事が重要となってきます。

その中で、3.6倍の時間を掛けるのは、結果的に見るとかなり損をしてると言えるでしょう。

違う言い方をすると
良き仲間がいればあなたのビジネスは3.6倍加速する!

これですね(笑)
では、具体的にどんなメリットがあるのか?

起業家の悩み集客のアップ

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起業してまずぶち当たる壁は「集客」です。
コワーキングスペースに加入することで集客力が高まります。

個人で仕事をしてると、キャパシティーは自分が受けることができる

単なる知り合いではなく、コミュニティーの仲間ですのであなたの商品の拡散に協力してくれます。

イベントで知り合った人から仕事を受けたり、仕事を紹介してもらったりしている人もいます。
そして、個人の起業家のビジネスがなかなか軌道に乗らない理由もここにあります。
1人でビジネスをしていると、どんなに良いサービスが出来たとしてもそれを広める拡散力が弱いのです。

お金があれば、広告宣伝費を大量に使えば拡散出来ますが、個人の起業家にそんなお金はありません。

この人脈をいかに手に入れるかが重要となってきます。

もちろん、今はネットの時代ですからホームページやSNSなどネットの活用も有効です。
そこにリアルな人脈が加われば、相乗効果が期待できます。

僕が、こうやって記事を書いています。

知らない人が僕の記事に共感してくれシェアしてくれてるもこともあるとは思いますが
僕のリアルな繋がりがあるからこその沢山シェアしてもらってると思います。

Room8のサイトも、そんなみなさんから応援され、検索キーワード「コワーキングスペース 名古屋」で2016年から不動の1位です。
これはRoom8のWeb集客スキルを活用しているからですが、リアルなつながりがある人のシェアや拡散がなければ、もっと時間がかかったと思います。

ちなみにRoom8では、役所や金融機関など公的なつながりや地元の商店街や企業とのコネクションもあります。

公認会計士・行政書士・社労士・中小企業診断士等のメンバーも在籍しております。(弁護士募集中)

起業家同士でアイデア・情報共有

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コワーキングスペースは、コミュニティーを中心にしたワークスペースです。

場所の共有だけではなく、アイデアや情報の共有ができる。

それぞれの専門分野の人がいるので、ちょっとあの人に相談してみようなんてことも良くあります。

僕も、英語のりえこ先生に
「英語でコメントついたんだけど、こんな解釈であってる?」

Web制作のあやちゃんに
「ここのCSSわからないんだけど教えて〜」

みたいに聞くことがあります(笑)

逆に、「お客さんからSEOについて聞かれたんですけど教えてください」

と聞かれることもあります。

人の意見を聞く事は「めっちゃ重要」

サービスを考えるときに一番重要なのは「お客様目線」です。

これが非常に難しい、やっぱり自分目線に傾いてしまいます。
自分では、お客目線で考えてても実際はお客さんはそんなことを考えてないなんてこともよくあります。

マーケティングやライティング講座など開き色々な人に教えているのですが、人の文章はよく分かります。
理由は、客観的に見れるからだと思います。

例えば、ライティングならその文章を読んで理解できたか?面白かったか?
みたいな感覚ですので、ここの部分がちょっと分かりにくいよね〜みたいなコメントが簡単にできます。

だけど、自分の書いた文ってこれでみんなわかるんだろうか?
って思うことがよくあります。
分かりやすく書いたつもりでも、これってどう言う意味ですか?
と言われることもあります。

だからこそ、お客様目線に近い人の意見を客観的に聞けるというのは非常に大きいです。
お客さんにわかるように説明したり、お客さんが良いと思う商品を提供しないといけないので

起業家同士でのコラボレーション

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やっぱり、個人の力には限界があります。
1人でスキルを全てマスターすることは不可能です。

しかし、互いの力を掛け合わせる事が出来る仲間がいれば仕事の幅は大きく広がります。

Room8でも、今までは取り逃していた1人では出来ない大きな案件を協力することにより受けることができたり
自分にはないスキルでも他の誰かが出来ることもあります。

Room8でも色々企画されてます。

コラボのメリットは、みんなのリソースを共有できるところです。
顧客リストだったり、人脈だったり、スキルだったり、コンテンツだったり、あなたが持っている全てのものです。

現実の会社でもコラボはいくらでも行われています。
コンビニと薬局がコラボして、24時間薬が買えるコンビニができたり
ユニクロと東レがコラボして、ヒートテックが生まれたり

脱サラして、自分の手で成功を掴むぞと言う意気込みの人が多いですが
やっぱり、成功するためには色々な人の力を使うのが近道です。

実際に、集客・営業力はないけど良いコンテンツを持ってる人と
物を売る自信はあるけど良いコンテンツがないという人がコラボして一つのサービスを作るというのはよくあります。

コラボと言っても簡単ではありませんが、常にその可能性を秘めたコワーキングスペースは起業家・フリーランサーにとって重要です。

コスト

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やっぱりビジネスといえばお金が付き物です。

起業したばかりの人やフリーランスにはお金はありません!

ワークスペースとしてどこを利用するのがお得でしょうか?

  • 自宅
  • 事務所を借りる
  • コワーキングスペースを利用する

まずはコワーキングスペースの機能を中心に考えてみましょう

コワーキングスペースには、複合機やフリードリンクがあります。
(ないところもあるかも?)

電気代がかかりません。

それでRoom8なら9500円です。

自宅だとどうか?

複合機をリースすると月13000円ぐらいかかります。(印刷代や保守料もかかります)
この時点でRoom8の利用料を超えました。

電気代:6畳の部屋で作業をしたとして電気代は月に2000〜4000円ぐらいかかります。
(月20日稼働)

飲み物代が1日100円とすると2000円借ります。

月に18000円ぐらいかかります。

それよりも、自宅だとついつい部屋の片付けをしてしまうとか、子供がいて集中できないなんて人が多いですね!

事務所を借りる

自分専用の事務所
夢かもしれません。

まあ、わかると思いますがこれめちゃめちゃお金がかかります。

まず借りるときに6ヶ月分の保証金が必要です。

安いところでも5万ぐらいはするでしょう。
そうすると入居時に30万必要です。

改装をするともっとかかります。

電気代も月1万ぐらいするでしょう?
20坪のうちは月4万ぐらいします。

複合機に14000円かかり

安く見積もって75000円ぐらいでしょう

おそらく見えない費用がもっとかかってきます。

コストを抑えて広告費等にお金を使いましょう。

デメリット

いままで、コワーキングスペースの良い所ばかり書いてきました。

ここで、デメリットも書いておこうと思います。

ひとつ目は、セキュリティーです。

オープンスペースで仕事をすることになるので、人に聞かれてはマズイ機密事項を含んだ打ち合わせなどはしにくくなります。

ただ、コワーキングスペースによっては、個室があったりロッカーが完備されていたりします。

2つめ、人がいる事

これは、その人の性格によるところもあります。

Room8の利用者の意見でいうと、やっぱり仕事は仕事場の方が集中できるという人が多いですが
中には一人で誰もいないところじゃないと集中できないという人がいます。

そういう人には、コワーキングスペースは向かないかもしれません。

総まとめ

記事を書いてて、やっぱり起業をすることに向いている場所だと感じました。

幾つかのデメリットは存在しますが、起業家やフリーランスの方にとってはそれを補って有り余るメリットがあります。

ビジネスで必要なことは、かけるべきところにはお金をかけるということです。
その掛るところは事務所など自分のためではなく「集客」につながるところです。

少し儲かってくると、事務所を構える人も多いですが3年は様子を見た方がいいです。

理由は、ビジネスには波があります。
少し軌道に乗って来たから事務所を借りた途端、仕事が打ち切りになった・・・
みたいな事は時々あります。

それよりも、起業当初は集客につながるところにお金をかけた方が後々の経営が楽になります。

集客につながる行動ができる人は自然に儲かるようになります。

コワーキングスペースは、ビジネスを発展させる可能性を秘めた場所です。
最後に注意点があります。

1番重要なのは、やっぱりそのコミュニティーに飛び込むことです。
皆の居る所から離れた場所で黙々と作業をしていてもなかなかコミュニティーに参加できません。

思い切って周りの誰かに話しかけてみましょう。
もし、話しかけにくかったら、オーナーやスタッフに声を掛けるといいと思います。
コミュニティーに参加するキッカケが貰えるでしょう。

また、色々なコワーキングに所属するのも良い事だと思います。

オーナーやスタッフと人間関係ができれば自然とコミュニティーにも参加できます。
それでは、コワーキングスペースを思いっきり活用しビジネスの発展に繋げましょう!

この記事を書いた人

鶴田 賢太

大学時代、日商簿記の一級まで取得!!
それにより幹部候補だと言われ調子にのって就職するも、パソコンに興味を持ち、これからはITの時代だ!なんて、わずか1年で会社を辞め職業訓練校に通う。
ほんの基礎だけを学び、某大手の富○通のグループ会社で働く、そこも30歳になる頃、富◯通を退職しベンチャーの立ち上げに参加、その後外資系保険会社に転職し、3年後FP事務所を立ち上げ起業
それと同時ぐらいに、コワーキングスペースに魅了され2014年コワーキングスペースを立ち上げ。2015年に一般社団法人春日井起業支援センターを設立し、2016年にはRoom8法人化!
波乱万丈人生を楽しんでます。