こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!今日はChatGPT・Claude・GeminiなどAIチャットボットの効果的な活用法についてお話しします。
最近、Room8には「ChatGPTやClaudeなどのAIチャットが便利そうだけど、使い方がいまいちわからなくて…」という相談が増えています。実は僕も最初はかなり悩んだんです。でも、ちょっとしたコツを掴んでから、ビジネスのいろんな場面で本当に強力な味方になってくれています。
今日は、Room8で実際にあった相談事例も交えながら、AIチャットを劇的に使いこなすためのポイントをお伝えしていきます。ChatGPT、Claude、Geminiなど、主要なAIチャットボット全てに応用できる実践的なテクニックをご紹介します。この記事を読めば、明日からのビジネスの効率が確実にアップするはずですよ!
まずはここから!AIチャットを使う3つの基本ポイント
①指示を明確に書く
「AIの返答がイマイチピンとこない…」という声をよく聞きます。実はその多くは、指示の仕方を工夫するだけで劇的に改善できるんです。
先日、Room8で個人事業主のAさん(仮名)から「ブログのネタに困っている」という相談がありました。
最初の質問:
ブログのネタを考えて
これだと、あまりにも漠然としすぎていますよね。そこで、こう変えてみました。
改善した質問:
30代の在宅ワーキングマザー向けの、時短家事に関するブログ記事のアイデアを5つ出してください。
各アイデアには以下の要素を含めてください:
・想定される悩み
・解決方法
・記事のタイトル案
たったこれだけの違いで、どのAIチャットボットでも、Aさんの求めていた具体的なアイデアがスッと出てくるようになったんです。
②参照情報を使う
AIチャットボットは、与えられた情報をもとに回答を組み立てます。この特徴はChatGPT、Claude、Geminiなど主要なAIに共通しています。具体的な情報を与えれば与えるほど、的確なアドバイスが返ってくるんです。
例えば、ECサイトを運営しているBさん(仮名)は、最初こんな風に聞いていました:
売上を上げる方法を教えて
それを、こう変えてみました:
以下のデータをもとに、売上アップのための具体的なアドバイスをください:
・月間PV:5,000
・直帰率:65%
・購入率:2%
・平均客単価:4,500円
・主要顧客:30-40代女性
・人気商品:スキンケア用品
すると、どのAIチャットボットでも、Bさんのビジネスに即した、具体的で実践的なアドバイスが得られたんです。
③タスクを分割する
複雑な作業は、一度に頼むのではなく、段階的に進めることをおすすめします。これはAIチャットの特性を理解した効果的なアプローチです。
最近、Room8で起業準備中のCさん(仮名)がビジネスプランを作る際に実践したのがこの方法です:
- まず「ターゲット顧客の分析」
- 次に「提供するサービスの具体化」
- その後「価格設定と収支計画」
- 最後に「マーケティング戦略」
このように分けることで、ChatGPTやClaude、Geminiなど、どのAIを使用しても、より深い分析と具体的な計画を作ることができました。
ChatGPT・Claude・Geminiで使える9つのプロンプトテクニック
1.「これを60点として100点の解答をください」
このテクニックはどのAIチャットボットでも有効で、より詳細で具体的な回答を引き出せます。
使用例:
[最初の回答に対して]
これを60点として100点の解答をください。特に以下の点を補強してください:
・具体的な数値目標
・実践的なステップ
・想定される課題と対策
このプロンプトを使うと、あら不思議。最初は漠然としていた回答が、実践的で具体的な内容に生まれ変わるんです。
2.「仮説と検証のプロセスで考えて」
新規事業のアイデア出しに特に効果的です。AIチャットボットの論理的思考能力を最大限に活用できます。
使用例:
「春日井市で開業するカフェの事業計画について:
1. 3つの出店候補プランを立てる
2. 各プランのメリット・デメリットを分析
3. 成功のための具体的な施策を検討
4. リスク要因と対策を整理」
3.「A to Zで考えて」
プロジェクトの全体像を漏れなく把握するのに便利です。どのAIチャットボットでも、体系的な回答を引き出せます。
使用例:
「オンラインショップ立ち上げについて、準備から運営までA to Zで考えてください。
特に初期費用、必要な手続き、運営体制について詳しく」
4.「CoTで解説して」
Chain of Thought(思考の連鎖)による段階的な説明を求めるテクニックです。特に複雑な問題解決に効果的です。
使用例:
「個人事業主が新規事業を始める判断をする際の思考プロセスをCoTで解説してください」
5.「分からないときは”分からない”と答えてください」
確実な情報だけを得たい時に使います。AIの誤回答を防ぐ効果的なテクニックです。
使用例:
「2024年の春日井市の創業支援策について、確実な情報のみ教えてください。
不確かな情報は『確認が必要です』と明記してください」
6.「追加の情報が欲しい場合は質問してください」
より的確なアドバイスを引き出せます。AIの対話能力を活用した効果的なテクニックです。
使用例:
「個人事業の開業について相談があります。
適切なアドバイスのため、必要な情報があれば質問してください」
7.「ラテラルシンキングで考えて」
既存の枠にとらわれない、新しいアイデアが欲しい時に使います。AIの創造的思考を引き出します。
使用例:
「従来の弁当屋とは異なる、新しい形態のテイクアウト事業のアイデアを
ラテラルシンキングで考えてください」
8.「ここまでの内容をプロンプトにして」
長い会話や複雑な要件を整理できます。これは特に継続的なAI利用に効果的です。
使用例:
「これまでの商品開発に関する議論を、次回の打ち合わせで使えるプロンプトの形式にまとめてください」
9.「思考回路を言語化してください」
顧客心理を深く理解したい時に使います。AIの分析能力を活用した効果的なアプローチです。
使用例:
「なぜ若手起業家がコワーキングスペースを選ぶのか、その思考回路を言語化してください」
【実践】AIチャット活用ワークシート
以下のワークシートを使って、自分のビジネスに合わせたプロンプトを作ってみましょう。これはChatGPT、Claude、Geminiなど、どのAIチャットボットでも活用できます:
- 解決したい課題:________
- 必要な情報:________
- 期待する成果:________
- 使用するプロンプト:________
まとめ:AI時代の賢い活用法
今回ご紹介したテクニックは、すべてRoom8での実際の相談事例から生まれたものです。これらのテクニックは、ChatGPT、Claude、Geminiなど、主要なAIチャットボット全てで活用できます。一つ一つは単純なテクニックですが、これらを組み合わせることで、AIはビジネスの強力な味方となってくれます。
特に起業初期は、判断に迷うことが本当に多いものです。そんな時、AIチャットボットを「相談相手」として上手に活用してみてください。もちろん、最終的な判断は人間が行う必要がありますが、選択肢を広げ、考えを整理する上で、とても心強い味方になってくれるはずです。
具体的な活用法でお悩みの方は、ぜひRoom8にお立ち寄りください。実践的な活用方法について、一緒に考えていけたらと思います。あなたのビジネスを、AIの力でもっと楽しく、もっと効率的に進めていきましょう!
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