人生がクソゲーに感じるのは、お前の設計ミスだ 〜フロー理論で現実をハックしろ〜

こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です。
最近ね、「やりたいことが見つからない」「何やっても続かない」「やる気が起きない」って相談をよく受けます。

うん、知らんがな。

……と言いたいところだけど、ちょっと待って。
その感覚、別にあなただけじゃないし、むしろ今の時代のデフォルト設定です。
情報は多すぎるし、選択肢も多すぎるし、集中は切れるし、
やりたいことなんて“考えて”見つかるもんじゃない。

じゃあ、どうするか?

僕の答えはこれです。

「才能?やる気?気合?──そんなもんより“ゲームバランス”だろ」

人生がクソゲーに感じるのは、
敵が強すぎるとか、チュートリアルすっ飛ばしてるとか、
つまり設計ミスしてるからなんですよ。

このブログでは、ありがちな自己啓発本みたいな説教じゃなくて、
フロー理論を「どう使うか」だけに絞って話す。
“自分専用の神ゲー”、作るなら今でしょ(古い)。

やる気が出ないのも、
やりたいことが見つからないのも、
ぜんぶ、ゲームの設計がダメだからって話。

では、ヒノキの棒を握りしめて、いざ。

サボり癖もやる気の無さも、ただの設計ミス

サボり癖もやる気の無さも、ただの設計ミス

世の中、「自分は意志が弱い」「どうせ三日坊主」「才能がないから続かない」とか、
永遠に自己評価だけ下げ続けてる人、多すぎ。

だけどさ、言っとくけど、
全部“仕組みの問題”だから。

たとえばRPGで、いきなり
「今から魔王城に突撃してね。装備?布の服。武器?ヒノキの棒。アイテム?無し。」
とか言われて、やる気MAXになる人、見たことない。
普通は「無理ゲーじゃん」ってスタート画面で詰む。

でも現実の人生や仕事って、割とみんなこれを“無自覚に”やってる。
目標だけデカい。報酬は曖昧。どこから始めたらいいか分からない。
そのくせ「やる気が出ません」とか言って悩む。
……それ、設計がバグってるだけなんですよ。

たとえば、
「今年の売上1億!」とか謎に壮大な目標だけは掲げて、
“最初のスライム”どころか、
自分が布の服すら着てない状態でスタートしちゃう。

現実はクソゲーどころか、
ルール説明無し・チュートリアル無しのハードコアモードです。

しかも、そもそも目的が用意されてない(自分で作らなきゃいけない)タイプのクソゲー
RPGで言えば、町人もヒントくれないし、マップも存在しない。
そりゃ「やる気出ません」って嘆きたくもなるよね。

“やる気”は自分で作るものではなく、「引き出されるもの」

ゲームなら「チュートリアル」「弱い敵」「初回ボーナス」って流れで、
勝手にプレイヤーをその気にさせていく。
現実でも、本当はこれが必要。

  • 小さく始める
  • できたことをちゃんと自覚する
  • ちょっとずつ難易度を上げる

この流れが無いのに、
「気合い」とか「自己啓発」だけで何とかなると思ってると、
いつまでも“やる気貧乏”で終わる。


というわけで、
サボり癖もやる気の無さも、根性や才能じゃなくて設計のミス
仕組みを変えれば、誰でも「続く人」になれる。

次は、「フロー体験が足りてない人がやりたいことを見つけられない理由」へ進みます。

フロー体験が足りてない人が“やりたいこと”を見つけられない理由

フロー体験が足りてない人が“やりたいこと”を見つけられない理由

「やりたいことがわからない」って、世の中あふれ返ってるけど、
それ、“Googleで正解探し”してる時点でセンスない。

やりたいこと=“考えて”見つかると思ってる人、 その時点で詰んでます。

本当に大事なのは、
やりたいことなんて“やったあとでしか分からない”という現実。
つまり、脳が没頭して「あれ?もうこんな時間?」ってなった体験、
それがフローの正体。


子ども時代は“無駄遊びのフロー中毒者”だった

昔は全員フローの天才。
親に「早く帰ってきなさい」って言われても、
学校帰りに友達と川で草を流して競争したり、
「白線から落ちたら死亡な!」って
世界一どうでもいい無意味な遊びに命かけてた

一銭にもならないし、人生に何の役にも立たない。
でも、あの時間こそが「気づいたら没頭」ってやつ。
やりたいことなんて意識すらしてない。ただ、その瞬間に本気だっただけ。


“設計されたフロー”にも僕らはどっぷり

もちろん僕もドラクエ世代だから、
ゲームでレベル上げや装備集めに夢中だった。

今の子どもはスマホとソシャゲとYouTube、
僕らはファミコンとドラクエ。
どっちも“分かりやすく設計されたフロー体験”のとりこになる仕掛けは一緒。

で、ここに善悪なんて無い。
要は、「こういう親切な設計が人間を没頭させる」って事実があるだけ。
だったら、現実も同じように“ハック”してしまえばいい

  • ゴールがはっきり見える(レベルアップ、装備ゲット)
  • ご褒美がすぐ分かる(経験値、アイテム、称号)
  • 今やるべきことが明示されてる

ゲームと同じ仕組みを現実にパクればいいだけ。
途中で飽きないし、達成感もバカみたいに味わえる。


「現実も“ドラクエ”くらい親切設計にすればいい」
……これがフロー理論の本質だったりする。


大人になると“意味フィルター”でフローが死ぬ

で、問題は大人になってから。
「それ、将来役に立つの?」「意味がないことはやらない方が良い」
「もっと効率的に…」みたいなフィルターをどんどん追加。
その瞬間、“楽しいこと”も“夢中になれること”も、全部除去されていく。

そりゃ「やりたいことが見つかりません」って嘆くしかない。
そもそもフロー体験の設計がゼロだからね。


「努力を努力と思わない」の誤解

よく有名選手が「努力を努力と思ったことがない」とか言うけど、
あれ、“全部が楽しい”って意味じゃない。
寒い日だって素振りはキツいし、しんどい練習だって当たり前にある。
でも苦労を超えたときのデカい達成感に脳がやみつきになってるだけ。

つまりフロー状態って、
「楽しいことを探す」んじゃなくて、
「苦労を乗り越えたときの報酬」にハマる構造。

楽なことだけ探して「自分にも努力と思わないくらい楽しい何か無いかな?」ってやっても、
そりゃ一生フローも満足も来ない。


やりたいことが見つからないのは、体験も設計もゼロだから。
小さな目標を構造化して、面倒くさいことに“意味とご褒美”を仕込む。
苦労ごと楽しめる設計、それがフロー体験のすべて。

ゲームバランスに学ぶ人生設計

ゲームバランスに学ぶ人生設計

世の中、「やる気が出ない」「三日坊主で終わる」って人、多すぎ。
まあ、その理由はだいたいゲームバランスが終わってるからなんだよね。


ドラクエの“絶妙なバランス感覚”

たとえばドラクエ。
最初にヒノキの棒1本と布の服を渡されて、
「とりあえずスライムぶん殴ってこい」ってスタートする。
倒すと1ゴールドと経験値。
180G貯めれば銅の剣が買える。
はい、目標が明確で進捗が数字で見える

180匹もスライム倒すのかよ…って思うけど、
やってるうちにレベルが上がって少しずつ楽になっていく。
たまに「こんぼう」を先に買って効率上げる裏技もアリ。
小さい成功体験の積み重ねと、達成の見える化
これが人を沼にするゲーム設計。


現実は“クソゲーバランス”になりがち

現実がすぐクソゲー化する理由って、ちゃんと構造があるんだよね。

1. 目的が無い(もしくは自分で作る気ゼロ)
ゲームなら「魔王を倒す」とか「姫を助ける」とか、最初から親切に提示されるけど、
現実は“何をすればいいかすら分からない”という超不親切設計。
まずスタート地点で「何したい?」と問われて詰む。

2. 目標がデカすぎる(or ゴールしか見てない)
「今年の売上1億!」みたいな、プレイヤーレベル1でラスボス討伐目指すノリ。
スライム倒して1Gなのに、いきなり魔王城。
細かい“中間目標”ゼロで絶望しかない。

3. 苦労を除外しようとする(効率重視で達成感消滅)
「どうやったら楽できるか」ばかり考えて、180匹スライム倒す苦労を全スキップしようとする。
でも本当は、この“ちょっとキツい”難易度こそがフロー状態を生み出す
簡単すぎてもつまらない、難しすぎても挫折する。
フロー理論の「難易度調整」そのまんまバグらせてる。


現実のクソゲー度が高い人は、このどれかで大体やらかしてる。

「目的なし」「ゴールでかすぎ」「苦労ゼロ狙い」―― それ全部、フロー体験を自分で破壊してるだけ。


ゲームバランスを現実にパクれ

ここで「フロー理論」の出番。
ドラクエみたいに、現実にも“小目標”と“ご褒美”と“進捗の見える化”を仕込めば、
人間は勝手に没頭しやすくなる。

  • 目標を“でかく”じゃなくて“細かく”
  • 進捗を「数値化」「見える化」して
  • 報酬(=ご褒美)は「自分が成長した感」や「外部からのリアルな反応」が一番効く

たとえば、僕みたいに毎日ブログを書いて、
「今日は282日目」ってカウントしながら投稿してると、
積み上げが数字で見えてくる。
さらに、4月ぐらいからアクセス数が増えてくると、
「おっ、伸びてるじゃん」って急にやる気が爆上がりする。

ドラクエもそう。
銅の剣を買うのが目的じゃなくて、
スライムを一撃で倒せるようになったときの「成長の実感」が最高のご褒美。


  • 「成長が見える」
  • 「反応が返ってくる」
  • 「昨日よりちょっと強くなった気がする」

この“自分の進化”と“リアルな外部反応”があるだけで、
人生は一気にフローに入る設計になる。


現実がクソゲーなのは、バランス調整を自分でサボってるから。 ゲーム設計のノリで自分をハックしろ。


“フロー再現性”を上げる具体的な方法

“フロー再現性”を上げる具体的な方法

ここまで読んで「はいはい、ゲーム設計パクれってことね」とは思ったけど、
「実際どうしたら?」で詰むのがいつものパターン。
なので、フロー再現性を上げるための設計ポイントをまとめておく。


1. 目標は“バカみたいに小さく”切る

「1億稼ぐ」みたいなアホ目標を掲げる前に、
まずは「今日は記事タイトルだけ決める」とか、
「ブログ1行書く」くらいに無駄に細分化するのが正義。

最初のレベル上げでスライムを100匹倒せって言われたら心折れるけど、
「まず1匹だけ」でいいなら意外とやれる。


2. 進捗を“物理的に”見える化しろ

「自分が何したか」を脳内で管理してる時点で人類には無理ゲー。

  • ノートに「✔」入れる
  • SNSに毎日「今日で282日目」と宣言
  • Googleアナリティクスで数値を追う

進捗が見えない努力は全部ブラックボックス。
“数値化・見える化”でようやくゲームが始まる。


3. 報酬=“強くなった感”を意図的に設計

  • 「昨日よりちょっと速く終わった」
  • 「反応が1件でも増えた」
  • 「たまに褒められる、たまに嫉妬される」

こういう地味な“自己進化の証拠”を、自分で拾っていく。
最強のご褒美は「俺、ちょっとレベル上がってね?」って自己満感。


4. 苦労は“面倒くさい”けど、あとで全部報酬になる

「しんどい=やめる理由」じゃなく、
「しんどい=どうせ後で爆アガリ報酬に化ける」ぐらいのノリで
とりあえず乗り越えてみる。

最初は普通にダルい。でも、一回やりきって達成感を味わうと、
不思議なことに“あの苦労が快感だった”って後から思い出す。
このサイクルを何回か回すと、
苦労そのものがクセになって、やみつきフロー状態に突入する。

最初から楽しい苦労なんて無いけど、
「またあの感覚味わいたい」と思ったら、もう勝ち。

そもそも苦労の無い達成なんて、
ドラクエで最初から最強装備配布されるのと同じで、
「はい、つまらん」って即飽きるだけ。


5. 目標とご褒美は“時々メンテナンス”

成長すると最初の目標は簡単すぎて退屈になりがち。

  • 目標のハードルを上げる
  • ご褒美の質や種類を変える

同じスライム倒しを延々やってても、
一撃で倒せるようになった時点で「もういいや」って飽きる。
ドラクエだってそうだろ?
そのうち“次のダンジョン”を目指したり、“新しい街”に行ったりするはず。

現実もそれと全く同じ。
「もう余裕でできる」と思ったら、次のステージに自分をぶち込む。
ゲームと違って誰も“次のダンジョンはこちら”なんて教えてくれないから、
“自分でバランス調整&難易度アップ”するのが大人の仕事。


まとめると、「人生にフローを再現するコツ」は、 自分をバグらせる前に、自分のために設計図をちゃんと描いてやれって話。


まとめ:現実のクソゲー設計、そろそろやめない?

まとめ:現実のクソゲー設計、そろそろやめない?

結局、「やりたいことが見つからない」とか「何も続かない」って、
フロー体験を自分で設計してないだけなんだよね。

子どもの頃は、意味もなく川で草流して競争したり、
ファミコンのドラクエで夜更かししたり、
勝手に没頭できる“神ゲーバランス”が自然発生してた

でも大人になると、

  • 目的不明
  • ゴールがデカすぎ
  • 苦労を除外
  • 成長しても難易度調整ゼロ

この「人生クソゲー化バグ」が炸裂し始める。


でも、これ全部「設計ミス」でしかない。

  • 目標をバカみたいに細かく刻む
  • 進捗を物理的に見える化
  • 報酬は自己成長感 or 外部リアクション
  • 苦労も設計に組み込む
  • 成長したら次のダンジョンへ

要するに、現実もドラクエばりに“親切設計”にハックしろってだけの話。


「人生がクソゲーなのは、お前が設計ミスしてるからだ(byフロー理論)」

どうせなら、自分で作った“神ゲー”で没頭してみたら?

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

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