イラストレーターのまさひろです!
今回はスランプについて。
スランプは、プロがなるもので、アマがなるものじゃない!という厳しい意見があったりします。
ですが、友達の絵描きがスランプになってしまったと言って脱落していった姿を見たり聞いたりしててとても寂しかったです。
落ちていく間に違うことに興味がわき、時間がたつにつれ熱は冷め、やめていったりしていました。
一緒に成長していきたかったなぁといつも思ってました。
そんな自分はスランプになったことがないのかというと、
そんなことはなく、実はすぐにやる気が無くなり、めちゃくちゃ何回もストップしたり、スローになったりしつづけてます!ウサギとカメの徒競走でいう、カメのスピードでウサギな性格です!!
このスランプというものは、その人にとっては本当に苦しいことです。
少しでも理想があるなら続けてみて欲しいので少し調べてみました♪
スランプとは?原因を知ろう!
スランプはまず脱出方法を知る前に、そうなる原因を知るべきです。
スランプとは?
「 不調。心理的,身体的または情緒的に複合した形で原因のつかみにくい一種の混乱状態。
このため,たとえばスポーツ選手などが一時的に調子が落ち,本来自分がもっている実力を発揮できないことがある」
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)
一応言葉の意味だけで見てみると、スランプは混乱状態を意味しているようです。
心と体がマッチしていなかったり、心の中でも潜在意識は拒絶しているのに自分の表面の意識はやろうとしていたりして困惑している状態も考えれます。
原因がまず一つではないというのと見えないというのが厄介です。
成長は一直線じゃない。プラトー(高原現象)を知っておく。
プラトーの理論をご存知ですか?
「プラトーの理論」は「練習の階級説」というふうにも言われ、心理学者のブライアントハーターさんの理論だそうです!
初めて知りました♪
プラトーとは高原という意味で、学習や作業の進歩が一時的に停滞する状態を言います。
プラトーが起こる理由に、テンションの低下、マンネリ化、疲労やストレス、そして学習方法の選択ミスなどがあげられるそうです。
このグラフの高原部はとても短く、少しの間にも見えますが、この状態が何年も続いている人が、実は結構いるように見えます。
自分の現状に満足しているのであれば、その状態でも特に問題はないんです。
ですが、正直満足できていないという方は、今一度自分の現状をしっかりと見直したほうがいいかもしれません。
凄くめんどくさいし、時間がかかるかもしれないですが、自分の事がわかりすっきりして、実は効率も良いようにも思います。
人は日々何かを見たり聞いたりして知識を得たり、素晴らしいものを見つけたりしていくので、このグラフにある理想の線はどんどんと上がっていきます。
そんな状態で現状のままでいたら、混乱が大きくなりすぎて完璧にやる気をなくしてしまうか、初めは小さくちょっとした決断で直せそうだったことが、タイミングがずれていって、決断がすごい重い状態になってしまい改善するのに苦労することになります。
ありきたりの言葉ですが理想と現実を理解するというのが重要です。
最近なんか上手くいかないと感じている人。または、良く考えてみると自分ってずっと停滞しているかもと長引いている人。
どちらにしても現実の自分の力量を知る必要があります。
自分が何を求めてそれをやっているのかも理解するといいと思います。
絵描の自分は、いろんなSNSに絵を載せるようにしました。その中でもfacebookでの反応が比較的に良くて、けっこう自信につながっていると思います!
facebookに載せるようになってから、自分は認められたいという欲求が強いことにきがつきました(笑)
スランプになりずらくなった3つの発見
自分の歩んだ道を具体的に知る
自分自身の成長を確認するために、日記を書くようにしております。
できるだけ今までの自分を客観的にみられるように記録をしています。
日記を書くようになって3年立ちますが、見返すと、自分がどのようなときに苦しくなってたり、レベルが上がったりがわかったりしてとてもお勧めです!
あと偉人は日記書いてる事が多いから真似してます(笑)
仕事での上手くいった点や反省点も書いてますし、誰と出会い何を思ったかや、すごく幸せに思ったことも書いてます。
書くことで重要度が微増したのか少し記憶に残り後で役に立つ可能性が出てきます。
現実的にギリギリ叶いそうな理想を決定して固定する。
これは、衝撃的な絵を見つけられたという運の良さがあったことと、絵を描き続けレベルの成長を実感してきて、ここまでならめっちゃ頑張っていけば無理ではないかもしれないという自信が持てるようになったからできているのかもしれないですが、
これを決めてどうなったかというと、気分が物凄く楽になり、作る時にワクワクするようになりました。
その絵は、 ジェレミー・マン( Jeremy Mann)という サンフランシスコを拠点に活動する画家さんの絵です↓↓↓
この人のような絵が描けるように止まりたくないと思います!
絵の仕事をいただいても、それとは別に練習が必要だった。
絵のお仕事いただけるようになってから勉強になることが山ほどありました。
その中でもポップな絵柄の似顔絵25枚の仕事の時はちょっと悩みました。
なぜかというと、まず似顔絵が描けなかったからです。
似顔絵を描いたことがなかったのに描きますと言ってしまったからまずそこでヤバい…ってなりましたが、
挑戦してみて、描けるようになってきて20人くらい描き終わったころにはだいぶ描けるようになってました。
ですがそれでも絵に関して違うところで問題が出てきました。
それは、今まで描けてた複雑でリアルな絵が少し描けなくなっていたのです。
(左:今まで描けていた絵:渡辺謙さんの似顔絵)と(右:時がたちレベルが下がった絵)
そのリアルな絵を描く機会が減り、簡略化した似顔絵をずっと描いていたので、描き方を忘れてしまっていたのです!
このときは少し焦りました!
なので、それを取り戻すようにできるだけ毎日練習するようにしたら、何とか許せるラインまで戻すことができたので良かったですが、
この時に、止めることをしたら危ないなぁということを実感しました。
物作りも記憶が関わってきますので、毎日目標を見て手を動かして、記憶をつなげ続けることが重要だと思います。
そしてそこにほんの少しで良いから+αの反省や挑戦をしていけばスランプになりづらく、レベルが上がっていくと思います!
続けて欲しいけど…やめる幸せもある。
ここまでスランプのことについて、やりたいことを続けるためにどうしたら良いか少し考えてみましたが、
スランプの原因の中の一つに、どうしても今の自分にはできないと感じてしまうパターンもあるんじゃないかなと思います。
自分も似たようなことがあり、それはスランプとは違ってくるかもしれないですが。
昔、3年くらい漫画家を目指してみた事があるのですが、3年間1作も作り切れず、その時は今よりも思考能力も低く対策を考えられなかったので、
バイト中のちょっとした事がきっかけですが、その夢をきっぱりと諦めてしまいました。誰にも見られないとこで泣きました。
でも今となってはいったん諦めておいてホントに良かったと思ってます。そのおかげで、ゼロからではありますがまた進みだすことはできました。
そして、まだ心の奥底では漫画を作りたい夢が息をひそめているので、いつか絶対に作ろうと思っています!キャラたちを形にしたいと考えてます!
一度やめてみるという決断も有りな場合もありますので、それもふまえて少し自分を見つめ直す時間を作ってみましょう!
部屋掃除すると良いです♪