こんにちは、春日井コワーキングスペースRoom8オーナーの鶴田です!
最近、AI業界で話題になっている中国AI企業の「DeepSeek」が新しいモデルを発表し、その影響でNVIDIAの株価が大幅に下落しました。このニュース、皆さんも目にしたかもしれませんね。AIの進化が投資市場にまで影響を与える時代になり、「これからどうなるんだろう?」と考えさせられる出来事です。でも、僕はこの出来事を「AIがさらに進化していく証拠」だと捉えています。ネガティブに見えるニュースの裏側には、むしろビジネスの可能性が広がる要素がたくさんあると感じています。
僕自身も、Room8でAIを活用した会員管理システムを実験的に取り入れています。名古屋や春日井を中心に活動する中で、地域の中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援したいと考えています。AI技術が進化するスピードは本当に驚くべきもので、一人では追いつけないくらいです。そのため、Room8の「AI LAB」で、AIに興味のある仲間を募りながら、地域でAIを活用した新しいビジネスを作り上げていきたいと思っています。
この記事では、NVIDIA株急落の背景や中国AI「DeepSeek」の話題に触れながら、AI技術がどのように進化しているのか、そしてその進化が地域の中小企業にどんな可能性をもたらすのかを僕なりの視点でお話ししていきます。春日井や名古屋の皆さんにとっても、少しでも役立つ内容になれば嬉しいです。さあ、それでは始めていきましょう!
DeepSeek『R1』と市場の動揺

最近話題になっている中国AI企業DeepSeekの新しいAIモデル『R1』は、AI業界に衝撃を与える存在です。『R1』は、従来より少ない半導体リソースで高性能な処理を可能にした画期的なモデルで、AIの計算コストを大幅に削減できると報じられています。この発表を受け、NVIDIAなどの半導体関連株が急落しました。この株価の下落は、「GPUの需要が減少するのではないか」という懸念が市場に広がったことが原因のようです。
でも、これってAIがまだまだ進化する可能性の裏返しなんじゃないかなと思うんです。『R1』が登場したことで、AI開発に必要な計算リソースが効率化されるわけですから、むしろ新しい分野やアイデアに挑戦するハードルが下がる可能性が出てきます。
実際、『R1』は少ないリソースで高性能を実現する一方で、「もっと高度なGPUを使えばさらに性能を向上できるのではないか」とも言われています。つまり、NVIDIAの技術が不要になるわけではなく、むしろAIの進化がハードウェアの進化を促進する可能性があるとも考えられます。なので、NVIDIAの株価の下落も一時的なものに過ぎず、また上向く日が来るのではないでしょうか。
このニュースは、AI業界が次のステージに進む転換点のように感じます。特に、名古屋や春日井のような地域で活動する僕たちにとっては、「AIを活用してどんな新しいことができるか」を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
起業家(事業者)としての視点
僕は投資家ではなく、起業家(事業者)ですので、いかに自分のビジネスにAIを活用するか?と言う視点でAIを見ています。だからこそ、今回のNVIDIA急落や中国AI『DeepSeek』の登場といったニュースも、「未来を変えるチャンス」だと捉えています。AIの進化は、一部の大企業だけが恩恵を受けるものではなく、地域で活動する中小企業や個人事業主にも新しい可能性をもたらしてくれるからです。
特に注目したいのは、AIがハードウェアの進化だけでなく、ソフトウェアの改善でも大きな飛躍を遂げている点です。DeepSeekの『R1』が示すように、計算リソースを効率化する技術が進めば、コストを抑えつつ高性能なAIを活用する道が開けます。これって、地方の中小企業がAIを導入するハードルが下がることを意味していると思いませんか?
さらに、ソフトウェアの進化には、例えばAIモデルのアルゴリズム最適化やデータ処理の効率化といった側面もあります。これらは、既存のハードウェアを活かしながら、企業が独自の強みを発揮できる形でAIを取り入れる方法を提供してくれるんです。つまり、AIは「高価で高度な技術」から、「身近で実用的なツール」に進化しつつあると感じます。
起業家としては、この波に乗らない手はありません。AI技術が進化し続けるのは間違いないので、いかにしてこれを自分たちのビジネスに取り込むかを考えることが大事だと思います。地域でのビジネスを営む方にとっても、今が「AIを活用して一歩踏み出すチャンス」かもしれません。
Room8でのAI実験

僕が運営している春日井コワーキングスペースRoom8では、AIを活用した会員管理システムの実験を行っています。これまで、会員管理システムの自動化はスクリプトやプログラミングを駆使すれば十分可能でした。ただ、問題はその「複雑さ」と「面倒さ」です。
会員管理システムでの課題
例えば、Room8のプランにはいくつものバリエーションがあります。
- プランの種類:平日限定や夜間限定、休日限定など。
- 割引の適用:長期契約者向けの割引やキャンペーン割引。
- オプションの有無:特定のプラン限定で利用できるオプションサービス。
これらを細かく設定しようとすると、ロジック(条件分岐)を考えるのが非常に煩雑になります。「このオプションはこのプランにだけ適用」「キャンペーン割引は条件が複数ある」といったルールをすべてコードに落とし込むのは、正直なところかなり面倒なんですよね。
AIが解決する複雑なロジック
そこで活用しているのがChatGPTのような生成AIです。AIをAPIで連携させることで、これらの複雑なロジックをすべてAIが自動的に処理してくれる仕組みを作っています。具体的には、次のような流れで処理が進みます:
- データ入力:Googleフォームで新規会員の情報を入力してもらいます。
- データ処理:Zapierを使ってそのデータをChatGPTに送信します。
- プランの割り振り:ChatGPTが会員の意図や条件に基づいて最適なプランや料金を自動的に計算します。
- 決済連携:確定したプラン情報をStripeと連携し、スムーズに決済まで完了します。
この仕組みを使うと、わざわざ条件分岐を考えてコードを書かなくても、ChatGPTに「意図」を伝えるだけで適切なプランや料金を導き出してくれます。面倒な設定作業が省けるだけでなく、誤りも減り、業務効率が大幅に向上しました。
※ちなみにDeepSeekに顧客情報を読み込ませるのは怖すぎるので使いません・・・セキュリティ問題の発生しないシステム構築なら使っても良いかなと思ったりします!
中小企業への応用可能性
このような仕組みは、Room8だけでなく、名古屋や春日井の中小企業でも応用できると思います。例えば、複雑な料金体系を持つサービス業や、顧客ごとにカスタマイズが必要なビジネスでも、AIがその場で最適なプランを提示してくれるのは非常に便利です。
これまで、こういったシステムを導入しようとすると、結構なコストがかかっていました。例えば、キントーンのような業務管理ツールを使う場合、初期費用が50万円以上かかることもあります。システムの設計や条件分岐の設定に多くの時間とコストが必要になるため、導入を諦めてしまう企業も少なくありません。
でも、AIを使えばこのコストを大幅に抑えることができます。ChatGPTのような生成AIを活用し、Zapierを使った連携を組み合わせれば、10万円程度の予算で十分に機能する仕組みを構築できます。さらに、自分で設定を行えば、ZapierやAPIの利用費用だけで運用できるので、コストを極限まで抑えることも可能です。
こうした低コストでの導入は、中小企業にとって大きなメリットです。「やればできるけど、コスト的に厳しい」といった課題が解消され、少ない投資で業務効率化を実現できるのは、まさにAIの力だと感じます。
Room8では、こうしたAIを活用した実験を通じて、地域の中小企業が抱える課題を解決する方法を模索しています。興味がある方はぜひRoom8 AI LABのページをご覧いただき、僕たちと一緒にAIの可能性を探ってみませんか?
AI市場はまだまだ進化する

AIの進化は止まらない
ここ数年、AI技術は目覚ましい進化を遂げています。DeepSeekの『R1』やNVIDIAの最新GPU技術など、ハードウェアの進化だけでなく、ソフトウェア面でも驚くべき進展が見られます。このようなニュースを見るたびに、AIは「これが限界だ」と思った瞬間にさらにその先を進んでいく力を持っているのだと感じます。
AIが身近になる時代
かつて、AIを導入するには多額の投資と専門知識が必要でしたが、今ではクラウドサービスやAPIを通じて、比較的低コストで高度なAI技術を利用できるようになりました。例えば、ChatGPTやGoogle Bardなどの生成AIを組み合わせることで、企業の業務効率化が劇的に向上する事例も増えています。
このような技術の普及により、中小企業や個人事業主もAIを導入しやすくなっています。名古屋や春日井の地域企業にとっても、AIを使った新しいチャンスが広がっていると感じます。
ソフトウェア面の進化が可能性を拡大
AI技術の進化は、ハードウェアだけに依存していません。効率的なアルゴリズムや最適化技術の進展により、同じハードウェアでもより高い性能を発揮できるようになっています。DeepSeekの『R1』はその一例で、限られた計算リソースで高い精度を出せるモデル設計が評価されています。この技術によって、AIの利用がこれまで以上に幅広い分野へ拡大する可能性が生まれています。
コミュニティで進化に対応する
僕が感じるのは、AIの進化のスピードが速すぎて、一人で追いかけるのは難しいということです。でも、だからこそチームやコミュニティの力が重要だと思うんですよね。Room8の「AI LAB」では、AIに興味を持つ人たちと一緒に学び合いながら、この進化に対応していける環境を作りたいと考えています。
名古屋や春日井といった地域から、AIを活用した新しいビジネスやサービスを生み出せたら、とても面白い未来が広がるのではないでしょうか。
進化を脅威ではなく味方に
AIはまだまだ進化する、というのは間違いないと思います。この進化を脅威として捉えるのではなく、どうやって味方につけるかが、これからのビジネスの鍵になると僕は感じています。Room8では、この進化を地域の中小企業と共に取り込むサポートを続けていきます。
仲間と共に進める未来

AIの進化は本当に速くて、毎日のように新しいツールや使い方が生まれています。でも、それを一人で追いかけて、学んで、活用するのって本当に効率が悪いんですよね。だからこそ、同じ志を持つ仲間と一緒に学びながら進めていくことが重要だと感じています。
Room8 AI LABで一緒に学ぼう
僕たちRoom8では、「AI LAB」という取り組みを通じて、AIに興味を持つ人たちと一緒に学ぶ場を作っています。現時点では、特定のプロジェクトがあるわけではありませんが、AI LABの中心は「まず一緒に学ぶこと」です。
AI LABでは、こんな活動を考えています:
- ChatGPTのような生成AIを使った活用法の共有
- Zapierのような連携ツールを使って、AIと他のツールをどう効率的に組み合わせるかを学ぶ
- 新しく登場したツールやサービスの可能性を探り、情報を共有する
Zapierは特に便利なツールで、AIと他のサービスを繋ぐ「橋渡し役」を果たしてくれます。例えば、Googleフォームに入力されたデータをZapierを介してChatGPTに送り、その結果を自動的に処理する、なんてことも可能です。こうした連携を学び、実践していく中で、みんなで「もっと効率的な働き方」を模索していきたいと思っています。
学びの延長から生まれるプロジェクト
一緒に学ぶ中で、名古屋や春日井の中小企業に向けた業務効率化の提案や、具体的な案件が見つかる可能性もあります。例えば、AIを使った業務改善やコスト削減といったテーマでプロジェクトを立ち上げ、その中で学びながら実際の課題を解決することを目指しています。
プロジェクトが始まったら、それをAI LABのメンバーと共有し、一緒に進める形をイメージしています。こうすることで、単なる学びにとどまらず、実践を通じてさらに深い知識を身に付けることができるはずです。
名古屋・春日井から広がる可能性
この活動の拠点は、名古屋や春日井といった地域ですが、ここからAIを使った新しいビジネスやサービスが生まれる未来を目指しています。まずは一緒に学び、AIの使い方を深め、その先で地域のビジネスに役立つアイデアやプロジェクトを形にしていきたいです。
Room8では、AIに興味がある方、何か始めたいけど一歩目がわからない方と一緒に、こうした活動を進めていきたいと思っています。ぜひRoom8 AI LABのページを覗いてみてください。新しい未来を一緒に作り上げていきましょう!
まとめ
NVIDIA株の急落や中国AI『DeepSeek』の登場といった最近のニュースは、AI市場の進化がどれだけ急速であるかを改めて実感させるものでした。一見するとネガティブな話題に思えるかもしれませんが、僕はこれを「AIが次のステージに進んでいる証拠」だと捉えています。AIはまだまだ進化を続け、これからさらに多くの可能性を切り開いていくことでしょう。
そんな中、名古屋や春日井の地域から、AIを活用した業務効率化や新しいビジネスの形を生み出せることを目指して、Room8でも試行錯誤を続けています。AI LABという活動を通じて、まずは仲間と一緒に学び、次に実践を通じて知識を深めていく。これが僕たちの描く未来の一歩目です。
AIの進化は一人で追いかけるには速すぎます。でも、だからこそ仲間と一緒に知恵を出し合い、効率よく新しい技術を取り入れていくことが重要だと思います。そして、その活動が地域の中小企業を支え、新しいビジネスチャンスを作り出すきっかけになると信じています。
Room8では、AIに興味を持つ方、何かを始めたいと思っている方と一緒に、こうした活動を進めていきたいと思っています。興味がある方はぜひRoom8 AI LABのページを覗いてみてください。皆さんと一緒に、AIの可能性を探りながら、名古屋や春日井をもっと活気ある地域にしていけたら嬉しいです。
これからもRoom8での活動を通じて、AIの未来を共に描いていきましょう!