名古屋は魅力のない都市No.1!は誰が言ってる?

 活用史観で斜め上に創る尾張名古屋史(1)

みなさん、おはこんばんちは。生まれも育ちも尾張名古屋の友人屋です。先に鳥山明先輩のワードを拝借したように、地元の偉人の力とココRoom8の場を借りつつ、尾張名古屋の魅力を掘り下げ、汚名返上していければと思っております。

汚名?とピンときていない方、まずはGoogleで「名古屋 魅力」と入力してみてください。入力し終える前に食い気味で「名古屋 魅力ない」などネガティブな予想ワードがあがるはず(私のPCだけ?)。朝日新聞で取り上げられ、Yahooトップページのトピックスにも、魅力がない都市No.1名古屋~みたいにあがりましたから、覚えていらっしゃる方も多いと思います。屈辱に涙した方も多いはずです!!

アンケートの比較検討都市は、東京23区、大阪市、横浜市、京都市、神戸市、札幌市、福岡市。確かに、特長がハッキリした魅力的なところばかりですが、この中で名古屋が最下位というのは妥当でしょうか。

敵は身内にあり!立ち上がれ、尾張名古屋人!!

ホームタウンデシジョンという側面はもちろんありますが、最下位ではないだろう…と思うのですよね。で、「名古屋 観光地 魅力ない」から導き出されるサイトを見て義憤にかられたのは、インタビューやツイッターで、地元民自らがミョーに納得していること。

い…いかん。(だ…だめだ…の意)

よく「オレの悪口はいいけど、○○のは許さん!」というお約束ワードがありますが、この○○には地元も含まれると思うのですよ。「てめぇ、何中だよ」と校区みたいな小さい縄張りは大切にするのに、もっと大きい共同体の悪口言われてヘラヘラしてやがる。こうなったら…

「そんな大人、修正してやる!」(名古屋テレビ/サンライズ制作「起動戦士Zガンダム」カミーユ・ビダン)

ということで、愛知県外の方はもちろんですが、愛知の、尾張名古屋のジモピーにこそ読んでいただきたいのです。

「最下位の悲しみを怒りにかえて、立てよ地元民!」(名古屋テレビ/サンライズ制作「起動戦士ガンダム」ギレン・ザビ演説より一部抜粋)

権力者が行った「前権力の否定」と「現権力の肯定」

男子がカッコ良いと思う条件に絶対入っているといっても過言ではないのは「強い」ということ。深夜ラジオでよく「喧嘩が強い芸能人GP」なんて企画をやってますが、強さ、力は、本能的な憧れの対象なんですよね。いくつになっても。

その男にとって大切な「強さ」を、尾張は2度にわたって歴史的に否定されているってご存知ですか?

1度目は、徳川江戸幕府の手によって、

2度目は、明治維新の本流の手によって…。

日本の歴史は正統をめぐるデッドヒート。新しい時代をつくりたい者は、新しい正統を見つけて、時にはでっち上げてでも、それまでの正統、力を否定しないと、ナメられて国を治められない。

歴史的に要所要所でイイ所にいる尾張は、イイ所にいるが故に、時の新権力者により弱い、何もできない(していない)、と扱われ、長きに渡り喧伝されてしまい、それが今の「魅力がない」と悪く言われてもヘラヘラしてしまう気風になってしまったのでは…と歴史本を読むたびに、そう思わざるを得ないのです。

都合の良い、新しい尾張名古屋史を創りたい宣言

例えば…。

織田がつき

羽柴がこねし天下餅

座りしままに食うは徳川

なんて流言が江戸の時代にあったそうですが、三河生まれの神君の流れを汲む時の政権者は、尾張の棚ぼたで天下を手に入れた印象をなんとか消したかった。そこで、武田の兵は強かった、それに五分で戦っていた三河の俺たちも強い、それに引き換え尾張の兵は数と鉄砲がないと何もできない…みたいな風潮を作ったようなのです。

歴史的に言えば、織田信長、豊臣秀吉、柴田勝家、前田利家、前田慶次、加藤清正、福島正則など「信長の野望」をやるなら絶対ほしい人気武将たちの出身地ににもかかわらず、です。

それを、司馬遼太郎さんが「国盗り物語」や「覇王の家」なんかで「尾張兵最弱」と広めてしまった…(泣)。

幕末、明治維新に関しては、尾張藩のことなんか、これっぽっちも出てこない。試しに本屋で探してみてください。幕末維新関連の本の中に尾張藩の人物をあげているものがあるかどうかを。名古屋の本屋で探しても…ですよ。

い…いかん。(2回目)

徳川慶勝公を知ってますか?尾張名古屋の皆さん?日本の皆さん?

この場で尾張名古屋にとって都合良く歴史を発信して、自信を取り戻していきたいと思っています。

次回もご期待!!

この記事を書いた人

友人屋

運だけを頼りにニッチを歩み、不惑の年へ突入。姓名判断の「大器晩成」のワードを信じ〝素振りを続けドラフトを待つ〟天性のオプティミスト。
デブ歴=年齢だったが、42歳で20kgのダイエットに成功。その方法を伝えるためブログサイトを展開している。