あるコワーキングスペースに魅せられて

僕は仲間が集まる場所が欲しかった。今でも欲しいと思っている、行きたいと思っている。どんな仲間が集まる場所なのか? 仲間にはいくつかの種類がある。

遊び仲間がパッと思い浮かぶ。一緒に飲みに行ったり、カラオケに行ったり、ちょいワルをやってみたり、いわゆる気の置けない「連れ」というやつ。
仕事仲間も思い浮かぶ。会社の職場での仲間、仕事でつながっている取引先の仲間。いわゆるビジネス戦士的な「同士」みたいなやつ。
もう一つ思い浮かぶ。目標は違っても業種は違っても、お互い夢を語り合い協力しながらともに成長していく、ソウルメイトみたいな関係。

僕には夢を語り合い、ともに歩んでいける仲間がいた。その仲間が集まってくる場所もあった。連れとソウルメイトを足した感じの仲間が集まる場所。一緒に遊んで楽しめるし、目標に向かっても協力し合い共に歩んでいける仲間たちと、仲間たちが集まってくる場所である。しかし今は、その場所であるコワーキングスペースは遠くの存在になってしまった。

お互いやりたい事を話し、時にはコラボもやった。僕は歴史が好きなので、歴史のイベントをやった。英語の先生とは、英語の劇を一緒に作って教材にして皆で演じることもやった。コワーキングスペースに集まる仲間たちが全員協力して手作りのイベントもたくさんやった。一緒にバンドもやった、駅伝にも参加した。食事も一緒に作ったりしたし、飲みにもよく行ったものだ。とても楽しかった。みんな輝いていてまぶしかったし、その中に自分もいた。
一人では何もできないけど、夢をもった人たちが集まって協力し合えば、何でもできるんだなあ、そう思えた。そんなコワーキングスペースにとても魅力を感じていた。

考えてみると、その場所はちょっとカルト的な部分があるかもしれない。悪い意味でなくて良い意味でだ。実現させたい夢、自分のやりたい事という信念を持った人が集まってくる場所である。教祖はそれぞれの自分である。
それぞれの夢や信念を話し合い、分かち合い、協力し合い現実化していく場所である。一人でやっても出来ないことが仲間の協力で出来るようになり、一人でやれることが仲間の協力でもっとできもっと楽しくできるようになる。僕はそのコワーキングスペースにとても将来性を感じて、足繁く通っていた。

しかし、僕は名古屋の地を離れて東京にいる。ここにはその仲間が集まるコワーキングスペースがない、遠く離れてしまった。東京に来て2か月が経った。いつしか、その場所や仲間たちとは少しづつ離れているように思う。

しかし、それは君が望むことだろうか?
君は仲間を探していたのではないか、場所の距離は心の距離と同じと勘違いしていないだろうか? そう僕の心が僕に問いかけた。
今はネットが発達しているじゃないか。世界中どこにいても、あたかも近くにいるが如く連絡が取れるじゃないか。ブログやSNSがあるじゃないか。得意だったよね。

僕は物理的に距離が離れたことで臆病になっていたのかもしれない。情報ネットを活用して今まで通りに変わらず連絡すればいいじゃないか。
回数は減るかもしれないけど、名古屋に行ったときにその場所である勝川コワーキングスペースRoom8に訪れて、何食わぬ顔をして集まってくる仲間たちと語り合えばいいじゃないか。変わらず積極的に関わっていけばいいじゃないか。
よし、この気持ちをまず記事に書こう。
よし、熱い思いを持った仲間たちが集まる魅力的なコワーキングスペースにRoom8に行こう。

ここから大きな夢が生まれ実現するかもしれない。

集客から夢をつかめ!Room8で開催中のブログ塾

この記事を書いた人

たなか あきら

ウェールズ歴史ライター。「歴史が深く素朴で仲間を大切にするウェールズの歴史を知ってもらい」という思いから、ウェールズの歴史を活かしたイベント開催や執筆・講演活動を行っています。
ウェールズに住み歴史を学んだ経験を持ち、モノを売るビジネスマンというキャリアを活かした活動であることも、私の特徴であり強みです。
★執筆、取材のご依頼、お問い合わせは s_takemoto@room8.co.jp まで