どうも!イラストレーターのまさひろです♪
一度はその擬人化を取り入れたデザインを目にしたことがあると思います。
最近では、戦艦をキャラクターにしたり、地域や国までもキャラクターにしてたりしていますね。
しかし擬人化は物を人にして表現するという意味だけではないのです。
今回はその擬人化についてと人間の擬人観という認識についてのの記事を書きたいと思ったので改めて少し調べてみました!
なぜ擬人化させる必要があるのかなど気になっている方もいらっしゃると思いますので何かお役に立てばいいなと思います。
擬人観・擬人化の歴史は古い!
擬人化とは、「人間以外のものを人物として、人間の性質・特徴を与える比喩の方法である。」
さまざま文化の国にオリジナルの神話がありますが、それぞれ数千年前だったりします。
日本では古事記、日本書紀が日本神話になります。
擬人観とは?
人間のように見える物や人間のような特性を示すものを好む価値観で、そのような見方をする性質が人間にはあり、それを擬人観といいます。
人々は、見た目や特徴、振る舞いなどが人間に似ているものを見るとそれを人間のように見立てる傾向があるので、結果として擬人化形状は好まれやすいのです。
そして擬人化形状の物は、感情的に評価される測面が大きく、商品でいうと購買決定の際にネガティブな情報に影響されにくいです。
逆に擬人化されていない形状の場合では、より分析的に評価されるという傾向があります。
作る物などに、女性的でセクシーな性質を想起させたい場合は、コカ・コーラのボトルの様なようなくびれた形状で表現するとそのような女性的なイメージになり、赤ちゃんのような雰囲気を伝えたい場合は丸みのある形状にするとそのようにイメージされやすいです。
男らしい感じで雄々しさや攻めの姿勢を表現したい場合は、角張った形状にしましょう。
その性別や人間の成長段階的タイプを感情に印象つけるというのは、カッコいい感じや美しい、可愛い、面白いという印象にもつながってきます。
コカ・コーラのボトルは、100年近くの間、繰り返し改良されてきましたが、独特の美しさと感情に訴える力が際立っているのは、擬人化の度合いが高い形状のボトルだからだそうです。
見る人の注意を引き付け、感情的な結びつきを作りたいときは、擬人化形状で表現していくことを検討するのもありだと思います。
感情的結びつきは、自分の身近な人間で照らし合わせて想像してみると良いかもしれないです。
そのほかでWikiからの引用でございますが、擬人化表現の目的で以下の効果も効果も期待できるそうです。
・親しみを持たせ、対象に関心を高める。
・対話形式を用いることで明確性を高める。
・ある種の表現に対する 婉曲表現。
・臨場感を出す。
・客観性を出す。
・諷刺、アレゴリー。
神話よりも古くからもその擬人化表現は使われていて、皆さんも大好きな「土偶」これも擬人化表現であります!
まず人形とういうものであること、遮光器土偶はフォルムのお尻の様な部分が丸く女性的に作られているというところなどが擬人化といえます。
この擬人化表現で物事に対して感情移入がしやすくなるのです♪
あと調べていて驚いたのは、言葉にも擬人化が含まれることがあるそうです。
例えば、「木が私の車の前の道に飛び跳ねた」「凶悪なしかめっ面をして、暗雲が不満を怒鳴りつけた」という文章。
物に命があるようで、なるほど確かにこれも擬人化といえるんだと思いました。
身近な擬人化キャラクター !現代も人の擬人観の性質をねらって、擬人化された物がばかり!
キャラクターという言葉がまずそのような意味になってきますが、アニメ、漫画、絵本など古くから連なってできてきたものですから、気にするのが難しいくらい当たり前に導入されていると思います。近代から現代まで愛され続けているディズニーでは、ネズミ、アヒル、イヌが人のように二足歩行で動き、手で物を持ち言葉を話してます。
その擬人化も含め他の様々な要素をも計算して組み込まれて、改良もされてきたので個性的で愛嬌のあるキャラを作り上げることができて今も愛され続けているのでしょう。・猫型ロボット。
・アンパン人間。
・人面機関車。
・蜘蛛人間。
・ゴム人間
・デジタル人面観賞魚。
…etc、などが有名どころですよね♪
それとアンダーグラウンドの…いや!今はそうでもなくなったアニメ系萌え系の擬人化がすごいですよね♪
見たことがあるもので言うと、
・四国4県それぞれの特色を生かして、女性キャラクターで表現した擬人化。
・京都の伏見稲荷のお稲荷さんを日本的な雰囲気の女性キャラクターで表現した擬人化。
・世界各国の歴史、文化、国民性を生かして、キャラクターで表現した擬人化。
・第二次世界対戦時の戦艦をの特色を生かして、女性キャラクターで表現した擬人化。
このようにさまざまなパターンがあり、物語系の物ではもう当たり前のように存在していて、実は擬人化ということを改めて言うことは変な事のような気もします。
今は、インパクトあるもの、今までに見たことないようなものが、擬人化というワードを使って印象づけできるのかもしれないです。
または、物語が売りではないフィールドでは使うことが少ないので差別化のためにとても使えるのかもしれないです。
擬人観の元から持ち合わせる特性+インパクトでかなり目を引いて存在感アップで同業他社の中では面白い存在に見られそうです♪
しかし、そのためにはキャラクターを作らないといけないですね。
なかなかキャラクターは自分ではお作りできないと思います。そういう時にはお気軽にご相談いただければと思います♪
擬人観は意外と深いことなのかもしれない!
そして「親しみ」という言葉には「親」という言葉があるので、それが家族のような存在になって欲しいという作り手の思いを形にした表現なのかもしれないです。
家族のように愛してください!のような感じです。
やはり人は人のために生きていると思います。それは他人のためにも自分のためにも。
たいていの人は生まれた時から人に育てられています。人外に育てられた人もいるらしいですが。
一人では生きていくのはつらいことなので、ものに人を想像して、生活が豊かになるように生きているのかもしれないです。
この擬人化や擬人観は自分にとって凄く重要でさらに理解を深めたほうが良いような気がする価値観なのでこれからも強く意識していこうと思いました。