みなさん、おはこんばんちは。最近、腹筋ローラーとプッシュアップバー(腕立て伏せに使うバー)を購入し、筋肉痛続きの友人屋です。尾張藩研究を尻目に「バターコーヒーだ」「Gacktインストールだ」などとダイエットの話題ばかりですが、年齢=デブ歴だった友人屋にとって半年で20kgヤセたこのチャンスは、絶対にキープしなくてはいけない戦いなのです。が、脳がこれを邪魔をしてくるのです。巧妙に。今回はダイエットに1番大切だと思われる、友人屋流の「脳」の手なずけ方をシェアします。
39万9,900年分のDNA
医療や脳科学の分野には全くの門外漢なので詳しいことは定かではありませんが、どうやら我々は飢えることと、ヘビのにょろにょろを、異様なまでに恐れるようインプットされているようです。ヘビのことは「わくわく動物ランド」の千石正一先生にお任せするとして(え!お亡くなりになった!?…合掌)、脳と飢えについて知ったか情報を少々。
私たち人間の祖先が40万年前に誕生して以来、飢えは常に隣合わせでした。食料の安定供給のため2万年前ほどから農耕がはじまりますが、天候に左右されるため安定とはほど遠い状態。「カロリー史観」でこれまでの戦争を説明できる…とする先生もいらっしゃるほど、食料をめぐる争いごとも日常でした(領土=食料)。先進国に限っては、ここ数十年で食料の心配をしなくても済むようになりましたが、私たちのDNAは何十万年分の飢えライフを忘れていないようなのです。そこで私たちのカラダは、少しでもカロリーが余れば脂肪として蓄え、不測の飢えに対応しようとするらしい。よくできているけど、ありがとうなメカニズムだけど、ダイエットを考えると…うーんですね。
スキあらば勝手に「食」サーチする脳
アドラー心理学的に言うとわれわれ人間は、ある出来事に対してアクションするのではなく、アクションしたいがために出来事を引き起こすのだそう。運転中、ヨコ入りされそうになったから怒鳴るのではなく、怒鳴りたいから道を譲らない…という行動の順序らしい。ふむふむ「食べる」もそうじゃないの?お腹がすいたから、食べるではなくて…
食べたいから、深夜にわざわざ食テロ動画を探す
(食べるシーンを見てお腹をすかせる)
食べたいから、テレビを観る
(食レポや食べ物のCMを見てお腹をすかせる)
食べたいから、友達と合う約束をする
(食べざるを得ない状況に持って行く)
そして、念願の「食べる」!
(しかもジャンクや甘いもの)
このダイエット中の本末転倒。多分、DNAの仕業です!
お腹はすいてないのに、飢えないようにするため、手っ取り早く脂肪をたくわえるために、食にありつこうと誘導する。無意識だから実に厄介です。そういえば無意識に「孤独のグルメ」を自動再生してたなぁ…。からの爆食いとセットで。
…そもそも、常に「食べたい」が全人類の脳内にあるから、1日3食の理由をひねり出して、それに食品業界、広告業界、テレビ業界を乗っからせた気さえしてきますね。そのウチ、5食がいいとか言い出すんじゃないか…と陰謀史観がすきなボク。
まぁ、実体験としても、ダイエットの効果が表れ始めたのは、朝食を抜いて代わりにバターコーヒーにしてからですが、偶然にも引っ越しと重なりテレビが見れなくなった時期ともかぶります。
ダイエットにテレビや食Tubeはキケンかもです。
テレビ代わりの娯楽は超身近にある
テレビを見ず、食を遠ざけた時、何を楽しみにしていたか。
それは「自分」。
ダイエットしたての頃は、ちょっとしたことで体重が減るので(逆もまたしかりだが)、体重計に毎日乗って一喜一憂するのがおすすめ。ダイエットサイトの中には、効果がないとショックだから体重計は毎日乗らない方が…なんて言っているところもあるけど、感情を揺さぶるテレビがわりの娯楽ですから。それに毎日乗っていると、自分のカラダをスキャンする感覚で体重を当てられるようになります。
あとは、鏡もいい娯楽に。私の場合、Gackt先輩式拳立て伏せ(筋トレの意)+プロテイン後の力こぶ(血管)チェックを楽しみにしています。筋トレも続ければ、続けた分だけ努力がカラダに表れるので、鏡に映るのが決してクリロナでなくても、ウットリできるはずです。
「ちいさいことをかさねることが、とんでもないところにいく、ただひとつの道」
とは、尾張(藩)出身のイチロー先輩の言葉。
ダイエットも日々の小さな一喜一憂を楽しみ続けることができれば、誰でも必ず成功することができます。
ちなみに、紹介しているダイエット方法は今も継続中。やめた途端、リバウンドするのが怖くて怖くて…。ダイエットは、成功したら終わりのイベントではなく、これからの生き方とも言えそうです。