ブログのネタに困っている時はどんぶり屋のメニューがおススメ

最近しょっちゅうブログを書くネタに苦労しています。
こんな話題を書いてみようと思っても途中で入力が止まってしまうし、そもそも話題自体が出てきません。

何を書いて良いやら分からず、良いアイディがが出てこないかあたまを叩きながら、キーボードをたたきながら、今も頭を抱えています。

そうこうしていると、広い砂漠で乾いた川で船に乗って漕ぎ出しているように、話がまったく前に進んでこなくなってしまいました。

何を書こうか、何を書こうか、あれこれあれこれと考えていると、余計に頭の中がぐるぐると混乱してきてアイディアが干上がってきました。

 

気分転換にちょっと出かけることにしました。疲れた脳には甘いもの、ということでドーナツ屋にやってきました。

ショーウィンドーにはいろんな種類のドーナツが並んでいます。どれを買おうか選べません。チョコもいいし、カスタードもいいし、ストロベリーもいいし、シンプルタイプもいいし。

色んなドーナツが頭の中でぐるぐるとまわってきました。誰か決めてくれないだろうか?そう思いながら、どれにしたらよいか分からなくなって、もやもや気分でドーナツ屋を後にしました。

結局、コンビニで普段食べている麦チョコを買いに行きました。コンビニでは店員のお兄さんが忙しそうに弁当を店頭に並べていました。

 

ところで、昨日の昼ごはんは何だっただろう?と、ふと思いました。

しそご飯と、焼き魚に、豚肉の煮つけみたいなもの、野菜の漬物に、あさりの味噌汁に、あとは細かいところは忘れてしまった。
パッと見ると、ちょっと豪華に見えるかもしれませんが、これは450円の弁当です。
会社に食堂があるけど何も調理して無くて、食堂に弁当屋がやってきて販売しているのを買って食べています。

毎日利用していると、弁当の売れ行きは日によって大きく違っていることに気がつきました。利用者を観察していると、幾つかの傾向が見えてきました。

晴れの日は弁当に飽きた人が外に食べに行くので売り上げは下がってます。雨の日は外に出たくない人が多いので、売り上げは上がってます。寒い日も同じように売り上げは上がっているようです。

月曜日と金曜日は出張に出かける人が多いのか食堂はがらんとしていて、弁当は売れておらず売り子さんも暇そうです。

弁当屋のが立場で考えてみると、だいたいの人の動きの傾向はつかめるものの、受注予測・管理はとても難しそうだなあ、と思います。
今日は弁当がたくさん残っているなあという日もありますそ、今日はあっと言う間に売り切れて追加発注してるぞ、という日もありまちまちです。

たくさん売れるのは良いですが、売り切れてバタバタするのも大変ですし、大量の売れ残りを持ち帰るのもとても寂しいです。

今日はと言えば、僕が食べ終わる頃を見てみると丁度最後の一つが売れたみたいでした。受注と予測がぴたりとあったようです。こうだと気持ちいいですよね。

僕はと言うと、天気や気温によらず、外に出るのが面倒だと思う人間で、あまり出張で外に出ることもなく、毎日この弁当屋を利用しています。いわば弁当屋からするといつも頭数に入れておける固定客です。
売り子さんの心なしか明るい表情を見ながら、良かったね僕もぴたり予測にちょっと貢献したよ、と心の中で思いました。

ふと気がつくと、何気ない日常の弁当の話を書いていました。何を書こうか、そればかり考えていた時は何も書けませんでした。考えがグルグル廻るだけで、書くアイディアにはなりませんでした。

色んな考えが頭の中にある時は、頭の中がごちゃごちゃになり、何を描いたらよいかわからなくなってきました。一旦、頭の思考回路をストップさせて、選択権をなくして、パッと頭の中に思い浮かんだネタで書いてみると、意外と書けました。

そういう意味で、牛丼しかないどんぶり屋、メニューが一品しかない頑固おやじのラーメン屋が大好きです。直ぐにメニューが決めれますし、食べているときもあれにすればよかった、あっちの客が食べているメニューのほうがうまそうだなあ、など思わなくて済み、自分の食べている料理を存分に味わうことができます。

最後まで読んでくださり有難うございました。

この記事を書いた人

たなか あきら

ウェールズ歴史ライター。「歴史が深く素朴で仲間を大切にするウェールズの歴史を知ってもらい」という思いから、ウェールズの歴史を活かしたイベント開催や執筆・講演活動を行っています。
ウェールズに住み歴史を学んだ経験を持ち、モノを売るビジネスマンというキャリアを活かした活動であることも、私の特徴であり強みです。
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